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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.826 SKDと浅草国際劇場を堪能しました
 黒澤明・小津安二郎と並ぶ日本映画界の巨匠溝口健二監督の遺作「赤線地帯」(1956大映/京マチ子、若尾文子、木暮実千代 他)を初めて観ました。タイトルバックは1956年当時の台東区浅草の街並みを映し出します。仲見世通りから国際劇場を経て浅草寺まで。
 そうですか、Y'sコラムもついに日本映画界の巨匠ですか!
 というわけで今回は浅草を舞台にした山田洋次監督の「男はつらいよ・寅次郎わが道をゆく」です。
 えっ?寅さんですか?
 マドンナ役の木の実ナナさんは松竹歌劇団のスター役。
 そして1978年当時(創立50周年)のSKD大幹部の小月冴子・春日宏美・千羽ちどり・藤川洋子さんらが総出演。
 振付スタッフのクレジットには6名もの懐かしい振付師が。現在もSKDスタス公演(コラムVol.678679680681)で活躍されてる篠井世津子さんの名前も最後にありました。
 さて、何故かとらやの店先に「東京踊り」のポスターが貼ってあったり、帝釈天でSKD若手メンバーが御詣りをしていたり、タコ社長の工場の慰安会がSKD観劇会などという無理矢理な流れが笑わせます。
 しかも木の実ナナさんが住んでいるのが高砂で、恋人役がゴリさんこと竜雷太という設定も凄すぎる!
 われらが寅さんがナナさんに夢中になり劇場に通いつめるあたりから目が離せなくなります。
 公開当時は全く当たり前の光景だった国際劇場の入口やら土産物売り場やら広い客席がとても懐かしいからです。
 ちょっぴり残念だったのがアトミック・ガールズのラインダンス、エイト・ピーチェス、グランド・フィナーレなどのレヴュー場面の撮り方でした。
 まあ寅さんファンには何の関係もありませんが。
 それでも木の実さんと小月さんの和物デュエット、木の実さんと春日さん千羽さんのスリーショットなど実際は有り得ない映画用の場面は嬉しかったです。
 また私達が知らない楽屋裏や稽古場や舞台裏の風景は今となっては財産と言えましょう。
 劇中木の実さんが結婚退団の為に小月さんの楽屋に挨拶に行く場面でののれんの扱いは小月さんを魅力的にみせていて実に上手いカメラだなあ〜と感心しました。
 この映画が作られて4年後の1982年には浅草の国際劇場が閉鎖、逆に木の実ナナさんは細川俊之さんとのコンビで「ショーガール」の全盛期を迎える。
 色々な事を思い出しながら観た「男はつらいよ」でした。

天野 俊哉




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