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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.678 SKD(松竹歌劇団)と私〜SKDスタス公演2014その1
 私が古いハリウッド映画にドップリつかっていた10代の頃、日刊スポーツ紙の演劇欄で批評を書いていた叔父のお陰で、明治座の大川橋蔵公演・歌舞伎座の坂東玉三郎公演・新橋演舞場の藤山寛美公演・浅草国際劇場のSKD公演など、当時入手困難な松竹系の演劇チケットがいつもわが家の郵便受けに届いておりました。観に行ったのは私ではなく母でしたが。
 SKDの本格的な歴史や記録についてはぜひ松本晋一さんのホームページをご覧いただくとして、私がSKDに興味を持ったのは、やはり映画から。SKD OGの倍賞千恵子さんが主演した1963年松竹映画「虹をつかむ踊子」という作品でした。
 稽古場で倍賞さんがタップを踏んだり、楽屋で大スターの小月冴子さんが倍賞さんを力づけたりする場面が印象的でした。そして劇中劇で登場する国際劇場とレビューをどうしても観たくなりました。
 皮肉な事に私が観れたのは浅草国際劇場でのSKD最終公演でした。遅すぎました。それでも1982年春に上演された「第51回東京踊り」には何度も通いました。
 最終公演と言っても広々とした客席の観客はまばらで「浅草の時代は終わったんだな」と思いました。
 ホームグラウンドを失ったSKDですが、決して見捨てられた訳ではなく歌舞伎座で公演(コラムVol.428)があったり規模は様々ながら、私が記憶している限り渋谷ジャンジャン・上野公園野外ステージ・NHKホール・サンシャイン劇場等で活動していました。
 ただ、少しずつスターの方が離れ松竹から切り離されたりしましたが、残った千羽ちどりさんを中心に有志OGが集まり現在のSKDスタスが結成された様ですね。

写真 上から
倍賞千恵子。愛称はチコちゃん
センターに倍賞千恵子
男役トップスター小月冴子(おづきさえこ)
浅草国際劇場(1937〜1982)。現在は浅草ビューホテルが建っています

天野 俊哉




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