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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1526 『ミュージカル映画特集』シネマヴェーラ渋谷そのC ジュディベニーハリー
 瀬川昌久先生セレクションによる『ミュージカル映画特集』が11月16日(金)まで名画座シネマヴェーラ渋谷にて開催されます。
 今回は11月3日(土)から11月9日(金)までのプログラムからジュディ・ガーランドや華やかなスイングのビッグバンド出演のミュージカル映画4作品を取り上げます。

『オズの魔法使』
“The Wizard of Oz”(1939)
ジュディ・ガーランド
レイ・ボルジャー
ジャック・ヘイリー
バート・ラー

 ハリウッド映画史上最高の年は間違いなく1939年だったと言われています。名作、傑作、話題作が目白押しだったからです。その最高峰が『風と共に去りぬ』であるのは当然の事ですが、忘れてならないのがアメリカ人が、そして世界が愛してやまないファンタジー『オズの魔法使』なのですね。
 日本にもこの作品とジュディを愛してやまない松本晋一先生が『2009年の東京リズム劇場』のために遂には『イズの魔法使』なるミュージカル作品を創ってしまいました。冨田かおる先生がドロシー、淺野康子さんと橋爪麻美さんがハトヤ・ホテルの踊り子、押田勝年君がイズの魔法使いでした。私は熱川バナナ・ワニ園のワニを演じ『オズ』の名曲でドロシーとステップを踏みました。当然の流れで話の最後にはロープウェイが出てきました。
 再演しないかな?

『グッド・オールド・サマータイム』
“In the Good Old Summertime”(1949)
ジュディ・ガーランド
ヴァン・ジョンソン

 30年近く前に字幕無しのビデオを観たきりなのですが、派手さはないのにほのぼのとしてジュディにピッタリの作品でした。サイレント時代の喜劇王バスター・キートンがジュディと共演したことが嬉しかった。日本では劇場公開されず、ビデオもDVDも発売されてませんので今回のシネマヴェーラでの上映は大変価値のあることだと思いますね。

『集まれ!仲間たち』
“The Gangs All Here”(1943)
アリス・フェイ
カルメン・ミランダ
ベニー・グッドマンと彼の楽団

ミュージカル映画やタップダンスと共に瀬川昌久先生のお好きなのがビッグバンドであります。1943年のベニー・グッドマンと彼の楽団をたっぷり楽しめる作品です。伝説のカーネギー・ホール・コンサートから5年でベニーの楽団メンバーはすっかり様変わりしましたが、それでもトランペットのリー・キャッスル、ピアノのジェス・ステイシーそしてドラムのルイ・ベルソンなどスイング・ジャズ界のスター・プレイヤーが顔を揃えています。
ベニー・グッドマンの出演以外にマニアが大喜びするポイントを書き出すと
・レヴュー監督のバスビー・バークレーがやりたい放題
・20世紀FOXの歌う大スター、アリス・フェイ最後の
主演作品
・ブラジルの爆弾娘カルメン・ミランダの凄い帽子が登場する

 私は19歳の時にロスアンジェルスのヴァガボンド・シアターでこの作品を観たのですが一番人気はカルメン・ミランダで、字幕に名前が出るだけで拍手喝采、彼女が画面に現れるだけで場内が湧きました!実はこの日以来観ていないので今回は観に行こうかな?と思っております。

『世紀の女王』
“Bathing Beauty”(1944)
レッド・スケルトン
エスター・ウィリアムス
ハリー・ジェームズと彼の楽団

 1940年代のMGMミュージカルを支えた水着の女王エスター・ウィリアムスの代表作ですが、上記の作品と同じく瀬川先生のお薦めは多分ハリー・ジェームズと彼の楽団、そしてラテンのザヴィア・クガートと彼の楽団なのでしょう。さらにはハリーの楽団にはヘレン・フォレスト、ザヴィアの楽団にはリナ・ロメイという美しい専属歌手が華を添えています。ハリーの楽団が“Trumpet Blues”を演奏する場面を見れば、当時いかにビッグ・バンドの人気が高かったか?納得できるはずです。楽団に加えラテン歌手のカルロス・ラミレスやオルガン奏者のエセル・スミスの出演のミュージカル・ナンバーが嬉しい。
 ちなみに出演者の関連コラムは以下の通りですのでご覧下さいね。
ハリー・ジェームズ
(生誕Vol.986991992
ヘレン・フォレスト
(生誕Vol.1245
リナ・ロメイ
(生誕Vol.1463
ジーン・ポーター
(追悼Vol.1460

天野 俊哉



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