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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.692 2014東京リズム劇場直前〜村井晴南さんの舞台拝見
 「2014東京リズム劇場」の出演者の一人で高校生の村井晴南さんが出演する舞台「飛龍伝〜男女逆転革命〜」に足を運びました。
 リズム劇場には昨年に続いて2度目の出演となる村井さんは、7歳の時にジーン・ケリーの「雨に唄えば」を観てタップを始めたそうな。タップと剣道が得意なお嬢さんです。
 それにしても会場の中野スタジオtwlって何処だ?
 いただいたチラシは表面のみで、しかも情報がやたら少ない。
 「中野ブロードウエイとカレーとケーキの誘惑には負けないぞ!」と心に誓い中野駅に降り立った私はひたすら目的地に向かって歩き出しました。
 だいたい中野に来て中野ブロードウエイに寄らなかった事など皆無なので、そこを素通りするなんて落ち着かない。
 中野駅北口から沼袋駅に向かって10分ほど歩いたけど目的地は見えてきません。
 ハンドクラップ公演の時みたいに《会場まであと100メートル》とか張り紙無いのかな?
 タップイン公演の時みたいにY'sの美人タップダンサーS水さんに案内してもらえないのかな?
 と、不安になり始めたその時、ついに私の前に現れたのです!
 中野スタジオtwlが。
 会場前にあるはずのコンビニがヤマザキからファミマに替わっていた事を除けば順調な旅路でありました。
 場内は30人も入れば一杯になってしまう小劇場。
 前夜遅くまで、リズム劇場のリハで、岩本町の稽古場に来ていた村井さん。翌日に、全く毛色の違ったストレートプレイの舞台に出演とは驚きです。やはり、若さですかね。
 「飛龍伝」はつかこうへい氏の1970年学生運動を背景にした有名な作品です。近年では広末涼子さん、黒木メイサさん、桐谷美玲さんら実力派女優で舞台上演されているほどのこの作品を若い皆さんが挑戦し2時間立派に演じきりました。村井さんはやがて学生運動で死んで行く骨太の硬派を熱く演じており、リズム劇場の稽古場とは全く異なった表情を見せてくれました。
 13名の出演者全員滑舌が良く、場内隅々まで通る地声が羨ましい!ふと素に返る天野でした。
 劇団キタラヅカの荒井優希さんの時(コラムVol.638639)も感じましたが、演劇の世界も決して裕福ではありませんが彼女たちの前向きな姿を拝見すると、ダンスの世界に飛び込んだ時の若き日の自分を思い出し胸が熱くなります。
 演劇に、ダンスに生きて行こうとしている皆さん、頑張って下さい。応援しています。

天野 俊哉




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