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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.2301 写真展に行ったんですが
 こんにちは。Y's取材班です。
 みなとみらいギャラリーで開催された写真展「IGNITION YOKOHAMA 2nd」を鑑賞してきました。
 フライヤーの写真や「最高の一枚より、最後の一枚」のコピーからして、前衛的な写真展が予想されました。
 ギャラリーBのスロープを下ると、座り姿がスッときれいなヤングな女性が「いらっしゃいませ」と丁寧な言葉遣いで迎えてくれました。
「(撮られたのは)どちらの作品ですか?」と尋ねると、スクッと立ちながら「コレが私です」と、すぐ横の写真を示されました。スラッと長身で九頭身の彼女は撮る側ではなくて撮られる側のモデルさんでした。
 そこには腹出し膝立ちポーズの大判モノクロ1点とウエストショットのカラー4点が飾られており、「この腹筋がんばりました!」と解説しながら名刺までくださりました。ありがとうございます。
 中に進むと予想どおり、いや予想以上にアバンギャルドな写真群の奥に、えっ!なんで?あの松本晋一さんも足を運ばれた戸塚骨董市昭和にタイムスリップしたかのような宿を思わせる異質な一画が。
 近づいてみると「写真OK」とあったのでローアングルから撮っていたら、背後から「撮影ありがとうございます」とソフトな声をかけられました。振り返ると声の印象とは裏腹、赤いソフト帽にドレッドヘアー&鼻顎ヒゲ、黒いタンクトップから筋肉モリモリの両腕にはタトゥーびっしりのデカマッチョな40〜50代と思しきタフガイが。見上げる私に「ココは角で飾りにくいし横には扉もあってみんなが嫌がるんで」と率先してこの場所を選んだ理由と、普段は解体業をされていること、展示物のほとんどが現場からもらってきたものであること、ソレに骨董市で買ったものをチョイ足しして昭和レトロな雰囲気を醸し出していることを説明してくれました。なるほど納得、と同時に疑問。写真展なのにナゼ昭和レトロなディスプレイなのか?理由を訊いてみると「仰々しく写真を展示するのが恥ずかしいので目立たないように、ホラッ」と指し示した先に、あっ!オブジェ群に紛れてスナップショットが何枚も飾ってあります。“木を隠すなら森の中”的な、こんな展示手法もあるんですね。堂々と飾ったらイイのにと言うと「イヤ、マジ照れ臭いッス」とのこと。でもご本人の意図とは裏腹にダントツで一番目立っていました(笑)。自己主張が強いのか弱いのか、ミステリアスでアバンギャルドな展示でした。
 もちろん他のみなさんの“正当”な展示作品も素晴らしかったです。次回も楽しみにしています。

Y's取材班



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