TAP DANCE LOGO
INSTRUCTORS
STUDIO : 戸塚スタジオ
NETWORK
SCHEDULE
EVENTS
COLUMNS
DANCE TEAMS
LINKS
OUR MASTER : 佐々木 隆子
COLUMNS

Vol.1261 ペギー葉山さん追悼〜ウルトラの母だった???
〜日本のドリス・デイ〜
 歌手のペギー葉山さんが亡くなりました。
 2年前に角田健一ビッグバンド・コンサートにゲスト出演されたペギーさんを見たのが最初で最後となりました。ビッグ・ネームでありながら、その登場の仕方があまりに庶民的であったのに驚いたものです。
 ペギーさんは《日本のドリス・デイ》とも言われ、ドリスのヒット曲をよく歌っておりました。そのコンサートでも、ドリスの大ヒット曲である“Tea for Two”や“Sentimental Journey”を披露したり、彼女のどんな所が好きなのかを話してましたね。

〜緑のおばさん?〜
 Y'sコラム(Vol.835836)にそのコンサートの模様を掲載して数日後、私宛に変なメールが送られてきました。「ペギーさんは《緑のおばさん》だった」という奇々怪々な内容でした。
 まあ、ドリスも庶民的なイメージだから、《緑のおばさん》でも構いませんが、私にはその意味が全く分かりませんでした。
 今回の訃報記事で初めてその真相が解明出来ました。
 ペギーさんはあの人気テレビ・シリーズ「ウルトラマン」のひとつ「ウルトラマンタロウ」に出演、何と《ウルトラの母》を演じていたのです。人間の世界では《緑のおばさん》の姿を借りて、だそうです。
 いかにも昭和な発想ですよね。

〜ウルトラ・ファミリー〜
♪ウルトラの父がいる
♪ウルトラの母がいる
♪そしてタロウがここにいる
 確かこんな歌詞だったはずですが、実を言うと観ていないのです「ウルトラマンタロウ」を。
 特撮ものは大好きでしたが、ゴジラがシェーをしたり、ゴジラが尻尾抱えて空を飛んだり、ミニラの頭を撫でたり、ウルトラセブンが座布団に正座したり、そんなユルい怪獣映画や特撮ものは許せない天野少年でした。だから、ウルトラのファミリーなんて全然興味ありませんでしたので、ペギーさんの《ウルトラの母》も知らなかったわけですね。
 しかし、今や日本の特撮ものは世界的に認められているので100歩譲るとして。
 思えばペギーさんの御主人で俳優の根上淳さんも「帰ってきたウルトラマン」の警備隊MATの伊吹隊長役を演じていたから、これも何かの縁でしょうか?

〜ペギーさんのダンス・パートナーがまさかのあの人?〜
 ペギーさんが1950年代に出演したミュージカル映画「お転婆三人娘・踊る太陽」と「ジャズ娘乾杯」を自宅で追悼上映しました。
 「ジャズ娘乾杯」のダンス・ナンバーをよーく見ると凄い顔ぶれでした。
 寿美花代・朝丘雪路・フランキー堺・高英男・柳沢慎一・羽鳥永一ら、当時の各分野の名手達。
 上段真中の写真にご注目下さい。若き日のペギーさんを持ち上げているダンサーがまさかの中山昭二さん。そう、「ウルトラセブン」のウルトラ警備隊キリヤマ隊長なんです。
 隊長がウルトラの母を、ですからね。
 かなり笑ってしまいました。
写真下段左から
・「ウルトラセブン」のオープニングクレジットで、主役をさしおいて一番手の中山氏
・ウルトラ警備隊で指揮を執るキリヤマ隊長(左から3番目)
・第1話で地球防衛軍極東基地ヤナガワ参謀役の平田明彦氏と
 
 とんだ追悼コラムになってしまいました。
 ペギーさんみたいに華のある方が天国に召されて、上の世界ばかりが賑やかになりますね。
 ペギー葉山さんのご冥福をお祈りいたします。

天野 俊哉




Copyright 2005 Y's Tap Dance Party. All rights reserved.