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Vol.1172 年末年始はハワード・ホークス監督特集@
 渋谷の名画座シネマヴェーラの年末年始プログラムは毎年「映画史上の名作特集」だと思っていたら、今回は「ハワード・ホークス監督特集」だそうです。西部劇、戦争映画、サスペンスから、ミュージカル、コメディまで何でもこなす万能監督であるホークス監督。
 シネマヴェーラでのプログラムは、ホークス監督を語らせたら日本一の映画評論家、山田宏一氏(コラムVol.10431063をご参照)が作品選定されているというから心強い。日本で発売されてきたホークス監督関連書の日本語訳は、必ず山田氏が行っています。
 4週間で24作品の上映。

★12月17日(土)から12月23日(金)までの上映作品
 最近のシネマヴェーラは、ようやく観客の目線に降りてきた様で、初日からマリリン・モンロー主演作品の二本立て上映。
 先ずは「モンキー・ビジネス」。ケイリー・グラントとジンジャー・ロジャースみたいなベテラン俳優にドタバタ演技をさせてしまうのは、やはりホークス監督の力。助演格のモンローが魅力的で、他の女優がやっていたら?なんて考えながら観てしまいました。
 大スターになったモンローが、ブルーネットのジェーン・ラッセルと共演した「紳士は金髪がお好き」は、作品の出来不出来よりも無事に撮影を終了させた功績が大きく、ホークス監督とミュージカル・ナンバーの絡みもほとんどありません。
 1928年の「港々に女あり」は古すぎて観ていませんが、写真でしか知らないヒロインのルイーズ・ブルックスの動く姿はぜひ見てみたいもの。
 テレビの深夜劇場でしか知らない「赤い河」は近年では研究書も出版されるほど。製作されてから時間が経つほどに価値が上がっている?なんて言ったら山田氏にお叱りを受けるかも。
 老け役のジョン・ウエインと若いモンゴメリー・クリフトが互角で殴りあう場面に違和感が!
 「群衆の換呼」も古い作品だけど、ジェームズ・キャグニーとホークス監督のタッグなら凄いに違いない。こちらも、ぜひ劇場で再見したい作品。
 ゲイリー・クーパーがアカデミー主演男優賞を受賞した「ヨーク軍曹」は、今観るとかなりノンビリした戦争映画ですが、ホークス監督の力量あってのもの。
 昨年亡くなったジョーン・レスリー追悼(コラムVol.970をご参照)としても良いタイミングですね。
 つづく。

天野 俊哉




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