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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.957 宝塚&SKDスタス公演(中巻)
 1週間の間に銀座で宝塚歌劇観賞、浅草でSKD観賞なんて学生時代に戻ったみたいです。
 30年以上前にホームグラウンドを失ったSKDですが、有志の皆さんが音頭を取り現在もSKDスタスとして地元浅草で若手を中心に公演を行っています。
 浅草ゆめまち劇場でのSKDスタス12月公演に、「2016年の東京リズム劇場」でご一緒させていただく日下部美雪さん西村麻亜沙さんが出演されたので観に行ってまいりました。
 田原町駅に着いたのが開場時間。
 初日を観劇した橋爪麻美さんから沢山の情報を聞いていたので1分でも早く席を確保しなければ!と。
 「ああっアンヂェラス〜」
 私が浅草で必ず立ち寄るケーキ屋さん(関連コラムVol.679)が何度も脳裏に浮かぶ!
 さらに思い込みの激しい私は「今回は浅草公会堂ではなく、浅草の新名所ROX内の劇場ダヨ!」と何度も何度も念じながら駅から国際通りを北に進みました。
 アンヂェラスへの熱い思いを振り払いROXに到着。
 到着してビックリしました。あの昭和歌謡レビュー虎姫一座のレギュラー劇場だったからです。まだ観た事はありませんが、前々から注目していた舞台だったので。
 今回のスタス公演の凄いのが公演回数で、週末3日間で9公演!
 昔のジャニーズ・コンサートを思わせるハードなスケジュール。
 ゆめまち劇場は実に立派なレストランシアターであり、本ステージ、エプロンステージ、上手下手に小さなステージがあり、そのいずれからも客席に降りる事が出来る。もう万能な最上の舞台。
 私はかぶり付きとも言える上手のカウンター席に座りました。手元には何やら音響機材があります。
 足元にはやっと一人が立てる位のミニ・ステージがあり、タップ・ダンスを踏んだような細かい傷があちこちに。
 約1時間の中で16曲をスピーディーに見せるレビュー。キツいスケジュールのなか、皆さん元気に華やかに踊られていて幸せそうです。
 渋谷にジァンジァンがあった1982年頃、やはりSKDの若手グループが私達観客に近い距離で踊っていましたっけ。今回ゲスト出演された初音ひかりさんや芹なづなさんが新人の頃だったはず。郡司行雄振付の“Air Mail Special”が格好よかった!ふとそんな事を思い出してしまいました。
 下巻につづく。

天野 俊哉




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