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Vol.900 Amapora〜Y's発表会へのカウントダウンH
 寺井尚子さんがヴァイオリン演奏をされる“Amapora”の映像をよくYouTubeで眺めます。ぜひ一度、ライブ演奏等で聴いてみたいものですが、人気が高くてチケット入手は困難とか?
 さて、このコラムにおける“Amapora”のご紹介も3回目位。この曲を歌った沢田研二さんの事をもう一度?この曲を演奏したジミー・ドーシー楽団の事をもう一度?この曲をテーマに使った映画「ワンス・アポン・ナ・タイム・イン・アメリカ」の事をもう一度?
 どうしようかな?と悩みながら本棚を覗くと、戦前、オペレッタ映画の大スターだったディアナ・ダービンのDVD BOXの存在を思い出しました。日本でも物凄い人気があったスターで、代表作「オーケストラの少女」(1937)は、今でもあちらこちらの図書館等で上映されています。そんなダービンも年ごろだった1939年当時、映画会社は「First Love」なる新作でダービンに恋をさせようとある題材を用意しました。
 それが何とシンデレラ姫でした!
 そう、淺野康子さんがシンデレラ姫に扮して携帯電話片手に大階段をかけ下りたあの場面を覚えていますか?(コラムVol.709をご参照)
 淺野さんの舞台版よりも、実写版シンデレラよりも、ディズニーのアニメ版シンデレラよりも、全然早く映画化したのが、ユニヴァーサルのディアナ・ダービン映画だったのです。製作がジョー・パスタナック。
 手元にある当時のダービン特集号には製作費百万弗の色彩映画「シンデレラ」とありますので、当初はカラー映画でのコスチューム・プレイを予定していた事がわかります。
 設定を1939年にして、社交界のパーティーを夜の12時に抜け出して、大階段に靴を残す!なんて不可能と思いきや、これがなかなかの自然体で納得出来ました。物語と関係なく、ダービンが歌うのが“Amapora”で、それまでの子供っぽさを捨てて、成長した雰囲気で歌っておりました。ちなみに映画の中でこの曲を歌ったのはあとにも先にもダービンだけなんて、実にもったいない事です。
 淺野康子さんが「NTD2009」で“Amapora”をお披露目してからすでに6年がたちますが、タップ界でも他の方が“Amapora”を取り上げた話はあまり聞きませんね。
 発表会でどの様な“Amapora”が見られるのか?今から楽しみです。

天野 俊哉




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