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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.855 閉店させない努力をすべきでは?
 先日、西武百貨店池袋店2階のリブロで行われた古本市に行きました!というコラムを書きました。それが7月17日(金)でしたが、なんと三日後の20日(祝月)にそのリブロが閉店してしまいました。私はテレビのニュースを観るまで全く気が付きませんでした。呆れたものです。
 私が訪れた日は、ちょうどお笑い芸人の方が芥川賞を受賞したばかりだったせいか、書店がいつもより賑わっている様でした。
 このリブロ池袋店は映画書が充実している事から定期的に訪れていました。かつては宝塚のコーナーで多くの女性客が立ち読みしていたもの。最近、ワンフロアに二桁以上のお客さんがいないな、と感じていました。
 テレビのニュースでは、凄い数のお客さんが閉店を惜しんで訪れていましたが、こうした方々が小まめに来店し続けていれば閉店しなかったのでは?と、いつもおもうのですね。
 かつて、千葉県市川の松坂屋5階にカルチャースクールがあり、15年間通いましたが、1階から4階までの売場はいつもお客さんの姿が無く、二桁以上のお客さんを見たのが閉店セールが始まってからだけでした。その時も、「貴女達がこうやって来店していれば閉店しなかったんですよ!」と思って見物していました。
 実のところ、リブロなどは閉店の理由が、集客力だけでないようですが。
 秋葉原にはもう何年にもわたって「本日閉店」と看板をかかげ、拡声器で「本日閉店」を連呼してお客さんを呼び込んでいる貴金属などの店があります。まあ、夜になればお店を閉めて帰宅する訳ですから詐欺では無いわけですな。
 逆に毎日「本日開店」を続けているパチンコ店もあるわけです。
 つまり日本人はイベント好きなんですね!
 これらの業界は、誇大広告をお祭りとして発信して、業界全体を盛り上げているのでしょうね。
 最後に、タップ・ダンスを習われている生徒の皆様へ。
 近年タップ・ダンスのクラスも一桁時代ですが、皆様が「私はそのクラスでずっとお稽古してゆきたい」と思われたら、とにかく根気よく通ってくださいね。クラスを残す事が出来るのは、インストラクターの努力以上に生徒の皆様一人一人の努力なのですよ。
 つまらないコラムになってしまいましたね。最後までお付き合い頂きありがとうございました。

天野 俊哉




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