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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.819 「じゃじゃ馬億万長者」のヒロイン〜ドナ・ダグラス追悼
 私世代には1960年代の懐かしいアメリカの人気テレビシリーズ「じゃじゃ馬億万長者」で田舎から都会に引っ越してきた一家のエリー役ドナ・ダグラスが亡くなりました。ちなみに父親役のジェッド・クランペットを演じたのは1930年代にMGMミュージカル映画で活躍したタップダンサーのバディ・エブセン(コラムVol.558をご参照)。
 1960年代の日本(特に我が家)はまだまだ貧乏で、テレビドラマで接するアメリカの生活は羨ましい限りでした。田舎大好きなこの一家がビバリーヒルズの豪邸でみせる世間離れした出来事の数々はまるで日本人目線で描かれているようでした。
 ドナ・ダグラスは台詞が田舎丸出しという部分を除けばスタイル抜群でプラチナブロンドの美人。日本語吹替えをマリリン・モンローの声優さんが担当していました。
 今でも水着を着たドナが自宅プールに子象を連れ込むエピソードを今でも良く覚えています。
 1962年から約9年間放送された事でドナの女優人生はエリーで終わったと言って良いでしょう。ドナは有名になってから映画でエルビス・プレスリーと共演するチャンスがありましたが生かされませんでした。そう言えば同時代に活躍した人気テレビシリーズの女優達、「奥様は魔女」のエリザベス・モンゴメリーも「可愛い魔女ジニー」のバーバラ・イーデンも映画ではダメでしたね。テレビシリーズでの役のイメージが強すぎたのでしょう。
 ただ日本と違ってアメリカにはこの「じゃじゃ馬億万長者」にはコアなファンが多くて半世紀たった今でもテレビで再放送され続けています。YouTubeにはドナが晩年に出演したテレビのインタビュー番組の映像も沢山あります。それらを観て驚いたのは80歳に近いドナはヘアスタイルもファッションも全盛期のままなのです。多くのファンが持っているエリーのイメージを壊さない様に心掛けていた様です。凄いプロ根性。
 YouTubeでDonna Douglasを検索してみてください。
 ドナ・ダグラスのご冥福をお祈りいたします。

天野 俊哉




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