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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.794 観てよかったダンス映画「ホワイト・ナイツ」
 コラムVol.793でも書きましたがバレエのミハイル・バリシニコフとタップのグレゴリー・ハインズが競演した映画「ホワイト・ナイツ」のDVDを買いました。1986年の公開時劇場で観て、さらにテレビやビデオで観て以来です。
 バリシニコフとグレゴリーの顔合わせのBIGさ、スリリングさは例えるならキングコングとゴジラ、ブルース・リーとチャック・ノリス、フレッド・アステアとジーン・ケリー、石原裕次郎と三船敏郎くらい凄かったのですよ。ってわかりづらいですね。
 バレエとタップそれぞれのダンス場面、そしてまさかのデュエットまでが素晴らしく圧倒されました。
 多くを語らないバリシニコフの演技はもしかすると演出家の狙いか?
 逆にグレゴリーの演技開眼とも言える独白の場面、語りながらステップを踏むんで、またポツリと語る、上手いな。
 また、舞台での「ポギーとベス」のタップ場面では、グレゴリーがオリジナルのジョン・W・バブルズのタップ・ダンス・スタイルを取り入れて踊っており、いい味を出してます。
 イザベラ・ロッセリーニのおさえた演技もお母さん(イングリッド・バーグマン)譲り。声もそっくりです。彼女を挟んだバリシニコフとグレゴリーが、ふと「カサブランカ」を思わせるのもご愛嬌。
 ダンス映画、恋愛映画、サスペンス映画そして政治映画としての要素を含み2時間がアッという間です。
 近年すっかり観れなくなったオトナの映画ですね。
 公開当時に大ヒットして毎日テレビやラジオから流れていたライオネル・リッチーの主題歌“Say You Say Me”は最後のタイトルのバックに出てくるだけでした。
 DVDには監督とイザベラ・ロッセリーニのインタビュー映像等が収録されているのでこちらでもグレゴリー・ハインズの珍しいエピソードに触れる事が出来ます。
 興味のある方は、Amazonもしくはお近くのBOOK・OFFやディスク・ユニオンの中古DVDコーナーを探してみて下さい。
 オススメします。

天野 俊哉




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