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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.780 「TOP HAT」に関するいくつかの事柄その2
《やっぱり凄いぞアーヴィング・バーリンの音楽》
 舞台版「TOP HAT」の音楽が、映画「トップハット」からだけでなく、フレッド・アステアと作詞作曲のアーヴィング・バーリンがコラボした様々な映画からのものである説明はコラムVol.742でしましたね。
 また、映画ではあくまでも脇役である主人公のマネージャー、その妻、その召し使い、イタリア人デザイナーらの出演場面がぐっと増えただけでなく、ミュージカルナンバーまで用意されていたのには驚きました。
 映画におけるアーヴィング・バーリンの音楽は軽やかでスマート、ブロードウエイの舞台で歌われる様なガッツリしたナンバーとは使い分けをしているのかも知れません。
 今回の舞台でよい意味でそんな映画的な流れを変えたのが、マネージャー夫婦がお互いの欠点を指摘しやり合いながらも最後は「でもそれ以外は全部好き」“Outside of that I love you”というナンバー。元々はブロードウエイの舞台ミュージカル「Louisiana Purchase」(1940)のものですが、ボブ・ホープ主演で映画化された時はカットされました。多分、映画向きで無かったからでしょう。
 男と女がケンカ腰で歌うナンバーと言えば「アニーよ銃をとれ」の“Anything You Can Do”も全く同じスタイル。大変魅力あるパワフルなナンバーであり、舞台ならばショーストップを狙えるものですね。
 次回イギリス版の「TOP HAT」が来日した際には、映画とは何の関係も無い忘れ去られてしまったこの音楽に注目を!

天野 俊哉




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