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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.719 白川希君とフレッド・アステア主演「スイングホテル」
 渋谷の名画座で年末年始に開催されている「映画史上の名作」シリーズ。Y'sコラムVol.710で今回上映されるフレッド・アステア主演の素晴らしいミュージカル映画「スイングホテル」を取り上げました。
 年末、このコラムを読んでくれた日本のフレッド・アステアこと白川希君からメールが。
 そこには「2014年の東京リズム劇場」での白川作品誕生秘話が書かれてあり、ご丁寧に稽古場でのスナップ写真が添えてありました。
 ありがとうございます!
 舞台をご覧になられた方なら白川君とアコーディオンの安西創(はぢめ)さんとの絶妙なコンビネーションが記憶に新しいと思いますが、途中から登場して白川君と絡む西村麻亜沙さんとの動き、何処かで見たはずなんだけど何だっけ?
「恋愛準決勝戦」のジェーンパウエル?
「レッツ・ダンス」のベティ・ハットン?
 色々思い出してるうち舞台が終わってしまいました。
 白川君本人も同じだった様で、正しく「スイングホテル」にその答えがありました。
 いつもガールフレンドを相棒のアステアに取られてしまうビング・クロスビーが楽団の指揮をしながらピアノ演奏。アステアとガールフレンド役のマージョリー・レイノルズが踊っていていいムードになるたびにリズムを変えてぶち壊す!
 まさにそれが、西村さんをフロアに落としてしまうあのコミカルな振付というかギャグだったのです。
 劇中劇で、ワシントン大統領の誕生日に絡めた“I Can't Tell a Lie”というコスチューム・ナンバーです。
 実を言うと「スイングホテル」の様な素晴らしいミュージカルのダンス・ナンバーだらけの映画では、このようなコミカルなアステアは好きではなかった私ですが、白川&西村コンビの粋なアレンジを観てからオリジナルのアステア&レイノルズコンビのナンバーを実に35年ぶりに観直してみました。そして改めてアステアのセンスの良さに酔ってしまいました。
 再発見が永遠にあるからフレッド・アステアのダンスは素晴らしいのですね。

天野 俊哉




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