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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.559 フィルム・ノワール映画が人気
 新宿の紀伊国屋書店のDVD売場を覗くとクラシック映画の新譜をチェックする事が出来ます。
 このコラムを書き始めた頃は定期的に古いハリウッド映画がDVD発売されていましたが、ここ数年はかなりマニアックなファン相手の内容に変わってきました。
 残念ながらミュージカル映画のファンは少ないせいかほとんど終了状態。まあミュージカルナンバーならYouTubeがありますから興味のある方はそちらで何とかなりますね。
 では、どの分野の映画なのでしょうか?
 こうした市販DVDを5000円とかを支払ってまで購入する世代は50歳以上の映画ファン。映画のジャンルはまず西部劇、戦争映画そしてまさかのフィルムノワール。これは広く暗黒街・犯罪・心理など暗い照明に不気味なカメラワークが特徴です。有名なアルフレッドヒッチコック監督作品はこれらの代表格。
 平和にノンビリ生きている人が有り得ない事件に巻き込まれてゆくストーリー展開はスリリングです。もしくは犯罪の匂いがプンプンする悪女に翻弄され事件に巻き込まれてゆく。これらのフィルムノワール映画を好んで購入する方達は、たぶん幸せな人生を送られているのでしょう。人生に刺激が欲しいのかな?とも見受けられます。失礼。
 私の場合はコラムVol.350で扱ったようにフィルムノワール映画に出演させられてしまったミュージカル映画のスター達を観るのが楽しみです。その時取り上げたシド・チャリスとリカルド・モンタルバンのフィルムノワール映画は何と今年になって日本でDVD発売されました。
 興味のある方は1度ご覧になってみてはいかがですか?

天野 俊哉










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