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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.483 Studio GAMBA公演「虹の彼方に」
 今回は悩みました。最後まで見れなかったのですから。そんな人間がああだこうだって偉そうな事を申しては失礼だと思いましたが、あくまで「2013年タップダンス界の素敵な記録」として書き留めておきたいと思います。
 昨年と同じく町屋駅に降り立った私は会場がある建物を確認すると、都電の線路を渡りインドカレー店ムンバイ(コラムVol.356をご参照)に向かいました。
 橋本祥先生にぴったりのキュートなムーブ町屋の場内に入るともう超満員!音響席の飯田さん、そして今年の東京リズム劇場でご一緒させていただいたチャーミングなダンサーの皆様と再会する事が出来ました。
 飯田さんに上演時間を伺うと2時間10分とか。「アア最後30分は駄目かあ〜」。
 さて、この開場時間中に流れているBGMが何やらスゴい!だってマジンガーZ、ブースカ、スターウォーズにアトム?私世代向けなのか?急いでプログラムを開くと、なるほどと納得する。オーヴァーチュアって訳ですね♪さすが祥先生。
 力強い脚本と演出で新しい祥ワールドを創りあげました。物凄い量の台詞をテンポよくキャストの方々に圧倒されました。
 脚本をかかれた佐藤秀一氏は多分私世代の方なのか、例えはGIジョーと矢吹ジョーをかけて丹下のオッサンに「ジョー!」を連呼させるあたりの芸が細かいし、ブースカのキメゼリフもさりげなく言わせたりうなりました。
 さてそんな見た目の楽しさとは逆に扱ったテーマは重い。タイトルの「虹の彼方に」の曲が南の島でウクレレで流れた時に私なりの展開が見えてきたので、退席する事がホントに辛かったです。無念。
 タップダンススタジオの公演としてこのお話を決断した事に大きな拍手を贈りたいです。驚きでした。
 さてダンスナンバーですが、私はとてもお芝居とタッグできていたと思いました。もっと唐突にナンバーが絡んでくるのかなあ?大丈夫なのかなあ?と思ってましたので。
 例えば、以前から祥先生のナンバーはドラマチックな展開が多かったので「UNZAUNZA」「どろかん」は曲も衣装も振りもこの芝居でとてもシックリきていました。知らないお客様にはこの舞台用のオリジナル?に見えたのでは。私が見れなかった大好きな「野球」はどの様に使われたのかな。
 また橋本先生がジャズの振付で洒落たセンスを魅せてくれ、特に「サラリーマンの憂鬱」が上手いと感心しました。「On a Slow Boat to China」「Latin」みたいなナンバーもダンサーを生かしてましたね。
 金子純子さんは去年に引き続きステッキを使ったナンバーで笑顔が可愛いダンサーをよく動かしていました。
 さてどんなデトチリをやらかしてくれるか?楽しみにしていた「カレーなる友」は今回裏方さんとして衣装に装置に大活躍。それでもオープニングナンバー「Shine」で橋本拓人君とガッツリとデュエット見せてくれました。衣装はエンジのベルベットに珍しい柄のスラックスでもう彼のこだわり全開。また相手がソロを踏んでいる時のバックもウマイなあ〜と思いました。また、5月のインターナショナル・タップフェスティバルの振付「Cute」でもそうでしたが、相手の個性を引き出すのがメチャクチャうまい人ですね。このナンバー次はぜひ祥先生と踊られても素敵だと思いますよ。
 お疲れ様でした。

天野 俊哉




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