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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.457 生誕100年マーク・プラット〜バレエリュスに何故かにいたアメリカ人
 Y'sコラムVol.73でバレエリュスをとりあげた時、ロシアのバレエ団に何故かアメリカ人のマーク・プラット(以下マーク)が在団していた事にビックリしました。そんな彼が生誕100年という事で取り上げます。
 私がマークの存在を知ったのはバレエダンサーとしてよりも、ハリウッドミュージカルのダンサーとしてでした。
 銀座にイエナという洋書店があり、まだまだ洋書が高くて買えなかった中学生時代には、週に1度だけ学校帰りに寄り2時間くらい立読みしていました。確かリタ・ヘイワースの写真集で踊るマークを見たとき「彼はどんなダンサーなのか?」と興味を持ちました。
 次にリタの映画主題歌集レコードでそんなマークの歌声を聴いたのですが、そのナンバーの3人(リタ、マーク、ラリー・パークス)が3人共に吹替えだったとか?
 踊るマークを初めて観たのはテレビで「掠奪された7人の花嫁」が放映された時。
 ただ先日亡くなったヴァージニア・ギブソンと同じ様に、どの男性がマークなのか判別出来ませんでした。
 私がマークが出演しているリタの「今宵よ永遠に」「Down To Earth」を観たのはずっと後年になってからです。でマークの踊りはどうだったかというとバレエのテクニックでブギを魅せたりのよくあるパターンでした。しばらくして、彼のバレエを生かそうという映画もダンスシーンも現れないハリウッドに見切りをつけて舞台にもどったそうです。
 マークの出た映画にがく然とした私でしたが、「バレエリュス」を劇場で観たとき大きなスクリーンにテクニカラーの美しい映画のマークの踊る1場面が映った時、同じものとは思えない位キラキラしていました。
 実はマークは今現在99歳でご健在との事。素晴らしいですね。また新たな1ページを残して頂きたいものです。

天野 俊哉




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