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Vol.247 最後のハリウッド・スターのひとり、ピーター・フォーク追悼
 TVドラマ「刑事コロンボ」のピーター・フォークが6月23日、83歳で亡くなりました。つい最近、ミュージカル映画でのエピソードをコラムVol.232に書いたばかりでした。
 近年「コロンボ」の全エピソードがDVD-BOXで発売されたり、自伝が出たり、晩年まで露出度の高いハリウッド・スターだったと思います。同時代に活躍してきたクリント・イーストウッドのように監督業には手を出さず、ひたすら俳優で通しました。
 助演時代の作品として、グレン・フォード主演「ポケット一杯の幸福」、トニー・カーティス主演「グレート・レース」、ナタリー・ウッド主演「美人泥棒」、そしてフランク・シナトラ主演「七人の愚連隊」などと、タイトルがスラスラと出てきます。
 「刑事コロンボ」の全盛期の後、「名探偵登場」をはじめとするオシャレなコメディに多く出演しているのですが、作品に決定打がなく、製作年度の関係でビデオ発売まででDVD化されていなものが多く、現在なかなか観ることができません。結局、日本では「コロンボ」以外のキャリアは全く注目されなかったのは残念なことです。
 ずっとブラウン管で観てきた人なので、親しいおじさんが亡くなってしまったみたいな気持ちの方って多いのではないでしょうか。ピーター・フォークのご冥福をお祈りいたします。

天野 俊哉


















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