TAP DANCE LOGO
INSTRUCTORS
STUDIO : 戸塚スタジオ
NETWORK
SCHEDULE
EVENTS
COLUMNS
DANCE TEAMS
LINKS
OUR MASTER : 佐々木 隆子
COLUMNS

Vol.2306 傘をささない理由とは
 こんにちは。Y's取材班です。
 某日、天野先生から「F川さんと武蔵小杉でランチしたら、雨天にもかかわらず多くの神奈川県民の皆さんが傘をささない事に改めてショックを受けました!」とメールがありました。“改めて”というのは、かれこれ10年近く前に戸塚で体験された《誰も傘をさしていない》エピソードがあってのことと思います。
 ある統計調査によると、都道府県別「ポツッとでも降ったら傘をさす」率の全国平均は65%だそうです。
 最も低いのは、少しくらい濡れても気にしない沖縄県とクルマ社会の北海道が同率で48%。
 天野先生がお住いの東京都は73%で、平均を8ポイント上回る全国トップレベルです。
 神奈川県は東京都より13ポイント低い60%なので、県内川崎市の武蔵小杉で“あらためて”ショックを受けられたのも無理はないのかもしれません(大袈裟だけど)。
 神奈川県民が傘をささない大きな理由の一つは、「文明開化以来、西洋文化の入り口として、早くから“傘をさす文化”と同時に“傘をささない文化”にも触れてきたDNAが三〜四代にわたって継承されているから」と言われています(コレもかなり大袈裟だけどホントかな?)。
 その真偽の程はともかく“傘をさす文化”は、1872年(明治5年)に日本で初めて開業した鉄道の横濱駅(現桜木町駅)の錦絵や、当時の伊勢ぶら(伊勢佐木町商店街をぶらぶらする)の写真に見て取れます。
 一方の“傘をささない文化”について、私が生まれ育ったヨコハマやヤング時代に遊び回っていたヨコスカの傘をさす率は60%よりずっと低い、実感としては沖縄県並みの50%以下と思われます。コレに関しては、天野先生へのアンサーコラムに書いてありますので、ご興味がありましたらご一読ください。
 私もギリまで傘をさしませんが、理由は単に「メンドクサイから」。どうでもいいですね。

《“傘をさす文化”トリビア》
・日本における傘の歴史は古く、552年に中国から伝来したことが『日本書紀』に記されている
・当初は「日傘」として用いられていたが、多雨な日本の風土に合わせて「雨傘」に進化していった
・「開閉式傘」は、1594年に堺の商人が琉球から持ち帰り、豊臣秀吉に献上されたのが始まりと言われている
・1853年に来航したペリー提督がさしていた黒い洋傘が「蝙蝠が飛ぶ姿に似て見えた」ことから「こうもり傘」と呼ばれるようになった
・横浜を始め、開国後の開港場で欧米文化が採り入れられ、貿易商や武士がこぞって晴雨両用こうもり傘を持つようになり、更にステッキにもなることから“文明開化の象徴”とされた。かの渋沢栄一も愛用した、らしい
・1872年(明治5年)に日本製の洋傘が初めて作られた ・1889年〜の明治中期に女性用の高級傘に房飾りやレースを施した「美人傘」が人気となり、1905年〜の後期には “洋風日傘”「パラソル」が登場した
・現代英語では、一般的に雨傘を「アンブレラ」(umbrella)、日傘を「パラソル」(parasol)として区別している
※いずれも諸説あり

Y's取材班



Copyright 2005 Y's Tap Dance Party. All rights reserved.