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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.2207 もうすぐ生誕100年パトリス・ワイモア〜隆子先生みたいなタップダンサー@
 昨年から1926年生まれのエンタテイナーを取り上げて来ましたがハリウッドのミュージカル映画で素敵なタップダンスを踏んでいたパトリス・ワイモアさんは2014年に亡くなった時に追悼コラム(Vol.663)を書いているので今回はパスをするつもりでした。改めて自分のコラムを読んでみると、ではパトリスさんて実はどんな人だったの?とずっと頭の片隅に残り続けることに。

 そんな時、千間台のブック・オフでパトリスさんがワーナー映画の大スターだったエロール・フリンと主演した西部劇『勇魂よ永遠に』を安くゲットしました。パトリスさんはこの作品がきっかけでエロール・フリンと結婚したのですね。パトリスさんはヒロインのくせに地味で、目立たず、何の特徴も無いのですが逆に意地悪な雰囲気が全く無くて私の人生で初めて好感が持てました。そんな訳で、ってどんな訳か分かりませんが年末年始にパトリスさんが出演した6本のミュージカル映画を見直してみました。暇でしたのでね。

『2人でお茶を』(1950)
 ブロードウェイのあまり知られていないミュージカルに出演していたパトリスさんをスカウトしたのがワーナー映画でした。そしてワーナー映画の大スター、ドリス・デイの為に毎年製作されていたミュージカル映画にパトリスさんもキャスティングされました。作品が1950年の『2人でお茶を』。ドリスを中心に歌手のゴードン・マクレエ、ダンスのジーン・ネルソンとパトリスさん、コメディ・パートにビリー・デ・フォー、イヴ・アーデン、S・Z・サカール、コーラスにディー・ターネルやヴァージニア・ギブソンら。有名な歌曲がたくさん並びテクニカラーの画面が美しい!パトリスさんはドリスに役を取られてしまう劇中の舞台ミュージカルの主役。
 悪くないのに悪役じゃん。
 よってダンサーの皆さんが楽しく踊る時はそこに居ない!イライラ、ピリピリしたパトリスさんが登場すると場が凍りついてしまいます。これじゃ何か気の毒。
 気を取り直してミュージカルナンバーに触れると、まずリハーサル場面での“クレイジー・リズム”、動きの細かいところまでが完璧にプロ。ドラムの上で裸足でタップを踏むジーン・ネルソンとも良いコラボを見せています。この作品で一番ハイレベルなダンスナンバーでした。もう一つがフィナーレでの男性ダンサー2人を従えたダンス。パトリスさんのターンがダイナミック過ぎて男性2人が邪魔に感じました。

 フィナーレはタイトル・ナンバー“2人でお茶を”。ドリス、ジーンを中心にダンサー総出演での豪華なタップダンス。パトリスさんもセンターブロックにいます。長い手脚を使ってソフトシューも華やかです。表情は良く見えませんが嬉しそう。

 つづく

天野 俊哉



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