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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.2186 オルガン・1ドルコンサートを鑑賞してきました2
 こんにちは。Y's取材班です。
 横浜みなとみらいホールで開催された第242回オルガン・1ドルコンサート「ルーシーに花束を!」を鑑賞してきました。
 ルーシーとは、同ホールに設置されているアメリカ製パイプオルガンの愛称です。ルーシーのことや「オルガン・1ドルコンサート」に関してはコラムVol.2145をご参照いただくとして、今回は国内外で活動されているオルガニスト小島弥寧子さんによる「ルーシーが25歳のレディになったお祝いに、各国の音楽の花束を贈る」というテーマです。
 前回は最前列のセンターで聴いたので、今回は音の聴き比べを兼ねて最上階の最後列に着席しました。
 小島さんのプロフィールの「元築地本願寺副オルガニスト」に目が留まりました。築地本願寺といえば、著名人の葬儀や古代インド様式をモチーフにした本堂、ライブの開催など“開かれたお寺”として有名ですが、パイプオルガンまで備えてあるなんて相当開かれているんですね。タップもイイ音が響くかもしれません。
 2ベルの銅鑼の後、舞台下手から登場されたホールオルガニスト近藤岳さんのご紹介により割れんばかりの拍手の中、鍵盤フロア下手からベージュ系サテンのロングドレス姿の小島さんが登場されました。ドレスが照明に映えて素敵です。
 曲目は
〈第7旋法による2声の高音部のティエント第54番〉
 F.コレア・デ・アラウホ(スペイン)
〈ベルガマスカ〉 G.フレスコバルディ(イタリア)
〈花の歌〉 近藤 岳(日本)
〈菊の歌〉 J.ボネ(フランス)
〈コラール・アレルヤティック第3番〉
 C.トゥルヌミール(フランス)
の全5曲。3曲目の〈花の歌〉は仏壇に花を供える際に歌う仏教賛歌が原曲だそうで、お経を思わせるような旋律が特に印象的でした。
 最上階最後列で聴いた音の印象は、ほぼ満席だった影響もあったのか、最前列で聴いた前回よりも高音域の減衰がやや大きかったように感じました。
 次回の1ドルコンサートは年明け1月24日(水)にオルガニスト川越聡子さんの演奏で開催される予定です。ご興味のある方はぜひ。最前列でお会いしましょう。

Y's取材班



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