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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.2045 祝!生誕97年ディック・ヴァン・ダイク@〜『バイ・バイ・バーディー』
 『メリー・ポピンズ』の名優ディック・ヴァン・ダイク、1925年12月25日生まれですので97歳になったばっかりです。
 ブロードウェイ・ミュージカル『バイ・バイ・バーディー』で舞台デビューしたのが35歳、この作品のハリウッドでの映画化が1963年で38歳。物凄い遅咲きですね。しかもこの人、正式にダンスを習ったことが無いのに一流のミュージカル・スターとして有名。流石に“ダンサー”とは言われてないようですがね。

『バイ・バイ・バーディー』(1963)
 エルビス・プレスリーの入隊をベースにしたブロードウェイで初めてのロックンロール・ミュージカル。『42nd Street』のガワー・チャンピオンが演出と振付を、『アニー』のチャールズ・ストラウスが音楽を担当しました。ロックン・ロールとかエルビスを扱うと共に冷戦時代のソビエト連邦(現ロシア)風刺のモスクワ・バレエ団が踊る「エド・サリヴァン・ショー」の場面が楽しい。ハリウッド映画では、舞台キャストからディックだけがキャスティングされました。共演はジャネット・リー、アン・マーグレット、そして当時の人気歌手ボビー・ライデル(追悼コラムVol.1987)。アンとボビーが歌う“ワン・ボーイ”はこれがオリジナルだったとは。MGMミュージカルの大御所ジョージ・シドニーが監督、オナ・ホワイトが振付を担当して成功しています。

 ディックのナンバーはジャネット・リー相手に夜の庭で歌い踊る“プット・オン・ナ・ハッピー・フェース”とステージでロマンチックに歌う“ロージー”。どちらも音楽のアレンジが素晴らしい!
 私がタップダンスの指導の仕事を始めた1985年頃、あちらこちらのタップ教室の発表会ではよく“プット・オン・ナ・ハッピー・フェース”と“ロージー”のナンバーが登場したものです。最近では『2014年の東京リズム劇場』のオープニングで“ア・ロット・リヴイン”をアンサンブルで。続く“プット・オン・ナ・ハッピー・フェース”を押田勝年君と加藤愛さんがデュエットしました。松本晋一さんの振付がオナ・ホワイトを勝っていました。

 先日Book Offで1990年代に製作された『バイ・バイ・バーディー』のDVDを見つけたので直ぐに購入しましたが、キャストの違いで何の魅力も無い駄作になってました。
 つづく

天野 俊哉



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