TAP DANCE LOGO
INSTRUCTORS
STUDIO : 戸塚スタジオ
NETWORK
SCHEDULE
EVENTS
COLUMNS
DANCE TEAMS
LINKS
OUR MASTER : 佐々木 隆子
COLUMNS

Vol.1964 瀬川昌久先生のお別れ会
 4月6日の暖かな日、昨年末に亡くなられたジャズ評論家の瀬川昌久先生の告別式兼お別れ会が開催されました。場所が何と私の母校、日大豊山学園のお隣にデーンと構える護国寺でした。歌手の尾崎豊さんのお葬式や映画『セーラー服と機関銃』でヤクザの親分さんのお葬式の場面に使われた事もあるのが護国寺。入口辺りに半世紀以上前から営業している日本蕎麦の店讃岐屋が懐かしい。ちなみにわが母校と隣接している営団地下鉄有楽町線護国寺駅の確執については以前コラム(Vol.918)にしましたので是非ご一読下さいませ。

 さてお別れ会ですが、こうした会のさみしい所は当然のことですが主役である瀬川先生にはお会い出来ないこと。今回『1995年のナショナル・タップ・デー』の同期生の渡辺かずみさんとうかがいました。私達が初めて出演した『1995年のナショナル・タップ・デー』では瀬川先生の紹介により代表でおられた牛丸謙先生がブルースカイ・オーケストラを招聘しました。ビッグ・バンド演奏でのタップダンスの祭典は凄く盛り上がりました。渡辺さんも私もビッグバンド演奏でタップを踏んだことを今でも懐かしく感じています。歌舞伎町のパンチョさんの店での打ち上げ会に出席された瀬川先生、私もスイングのビッグ・バンド演奏が大好きだったので会話が弾んだものです。
 先生が亡くなられてから読んだ追悼文の中で印象的だったのが、戦場で人の醜さを沢山体験された先生は「もし生きて帰れたら人の悪口を言ったり憎んだりは絶対にすまい!」と心に誓われたそうです。いつお目に掛かっても穏やかで、凄く偉い方なのに私達目線で優しく接して下さった瀬川先生。この会に出席された全ての皆さまは、同じ感謝の気持ちで集まられたのでしょう。ジャズの生演奏にあわせてのお焼香も瀬川先生っぽくて最高でした。

 お別れ会で瀬川先生の貴重なインタビュー記事を中心としたカラー小冊子を頂きました。

 改めて、瀬川先生、長い間どうもありがとうございました。

天野 俊哉



Copyright 2005 Y's Tap Dance Party. All rights reserved.