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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1769 歌手とダンサー/海斗レイさん〜レヴューの若手男役
 ここで言うダンサーとは歌手の後ろで踊るバックダンサーの事ですね。

 もう30年も前に中川三郎先生の記念公演『It's Swell』が今は無き青山劇場で開催されました。まだ佐々木隆子先生がお元気で、私達とも踊って頂きました。中川三郎先生のお弟子さんの澤村みつこさんという歌手の方がゲスト出演されました。澤村みつこさんは1955年のMGMミュージカル『ラス・ヴェガスで逢いましょう』でダン・デイリーやシド・チャリースと共演された凄いキャリアの持ち主。何が凄いって英語なんか喋らないで台詞が全部日本語なんです!
 アリエナイ?
 劇中、天下のダン・デイリーと歌って、そこは英語だけど、ソフトシューのタップまで踏んでました。

 もう私から見たらレジェンドです。その澤村さんが中川先生の公演でも何曲か歌われたのですがその中の1曲の間奏で佐藤昇先生と押田勝年君が舞台袖から現れ何と澤村さんと軽くひと踊りしたのち反対側の袖にフェードアウトするのです。もう嘘みたいな出来事なのでその場面になると毎回客席に侵入してリアルタイムで観賞させて頂きました!はい。

 時は過ぎてつい最近の事、韓流ドラマ『王になった男』なる番組にチャンネルを合わせてボーッとしてさたらスナックのバーテンの男性と女性がなにやら何か台詞のやり取りを始めました。我々の芝居にもこんなのあった!
 もう誰も覚えていない
 『HOW YOU FEEL TAP』
 1997年のタップライブ。
 バーテンが渡辺かずみさん、バーの店長がわたし、バーのお客さんが白井博之さん、穴田英明さん、向井雅之さん、そして松本晋一さん。楽しかった!
 で、戻るね。
 そのスナックのバーテンの男性と女性が実は演歌歌手で、色々お客さんを迎えながらその方達の歌を紹介してゆく、歌番組だったのですね。バーテンの衣裳の女性が一瞬でドレスアップして照明の入ったスタジオで歌い始めました。
 その後ろには黒燕尾服姿の2人の男、いや男役さんが。
 何か宝塚みたい、で、よく見ると1人はあの海斗レイさんではありませんか(関連コラムVol.1755をご参照)。もう黒燕尾服のお2人がスタイル抜群なので歌手の方全然見てませんでした。すみません!でも女性の方が一瞬でドレスからバーテンの衣裳に着替えてお店の仕事に戻る早業はフレッド・アステア顔負け?お見事。
 (分からない方は『ザッツ・エンタテインメント3』の“ベル・オブ・ニューヨーク”のエピソードを見てね♪)

 この番組は毎週月曜日の朝8時から30分間、千葉テレビで放映されている『ミュージック・シャワー』なる歌番組です。
 製作費が大変かも知れませんが、和服の演歌歌手の方のバックにSKDスタスの娘役さん達が踊る、とかドレスの場面にいつか沢山の男役さんが踊ったり、羽根を持って歩いてくれたら嬉しいですね。

 これから毎週拝見しようと思います。

天野 俊哉



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