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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1557 郡司聡美さん出演ミュージカルを観劇(2018年12月)
 クリスマス・シーズンの教室での事、5歳からタップのお稽古に通って現在は中学生になったAさんに「サンタさんからプレゼント貰った?」と私。「先生、何バカな事言ってるんですか?」って笑われるかと思いきや、「はい。BTSのライブのチケット貰いました!」と嬉しそう。BTSとは韓国のイケメン・グループのコンサートですよ!しかもAさんは双子ちゃんなのでサンタさんはわざわざ連番で2枚もご用意されたらしい。
 サンタさんあんたは偉い!
 私も永年K360のタップ・シューズをサンタ様にお願いしてきたのですが、完全にスルーされていたので最近ついに諦めて自分で買ってしまいました。Aさんのライブ・チケットの話を聞いて私も今年のクリスマスは宝塚歌劇のチケットをお願いしてみる事にしました!

 さて、クリスマス・イブにラゾーナ川崎プラザソルで上演されたミュージカル観劇に出掛けました。かつて、市川駅前にあったタップ教室で小学校から大学までお稽古に通ってくれた郡司聡美さんが出演したからです。私達がY'sとして出演した銀座博品館劇場での『タップダンス・フェスティバル』にはY'sメンバーとして参加してくれました(コラムVol.38をご参照)。その郡司さんは近年、吉田ひかるさんの『TAP DO劇場版』や『SKD OGスタス・レビュー公演』等でも大活躍中です。郡司さんは、長身でスタイル抜群なので何処にいてもパッとするお嬢さんであります。ちなみにSKDスタスではその長身とボーイッシュな魅力を生かして男役です。

 公演が行われたラゾーナ川崎プラザソルにはつい最近『川崎タップ・フェスティバル』で訪れているのですが、入場してびっくりしました。雛壇の客席ではなく写真の様に舞台を三方から囲む形(三面客席というらしい)になっていたからです。私は正面から観るエリアでした。
 残念だったのは、入場した時から場内が大変暗いので、せっかく¥1500出して購入したパンフレットが全く読めない事でした。席によってはやや明るいエリアもありましたが、何故あんなに暗くする必要があったのかな?また、会場入口が狭いのでパンフレットやグッズ売場が狭くゴチャゴチャしていたので、自分から「パンフレットありますか?」と聞いたほどです。休憩中に舞台上でキャストがパンフレットやグッズの宣伝をした為に少しは売れてましたが、お客さんに売れたパンフレットを手渡しながら「これが軍資金になる」みたいな事をチラッと言ってました。どこも大変なんだ。でも工夫しようね、パンフレットの販売促進は。

 さて、今回はブイラボというミュージカル劇団の第5回公演で、タイトルが『疾風マラソンJuliet』。脚本・演出/滝井サトル。頂いたチラシを簡単に読んだら東京スカイツリーが見える下町が舞台との事でしたのでそりゃ墨田区か、と思いきや東京タワーも見える架空の町である平和町が舞台でした。主人公の名前が、教会の息子の神野トミオとお寺の娘の仏野寿利恵(ジュリエ)、つまり「ロミオとジュリエット」の物語なんですね。ミュージカルの設定としてはとても分かりやすいし、アレンジもしやすい。滝井氏の脚本はこの和風ミュージカル作品をテンポ良く、我々観客を飽きさせずに2時間引っ張りました。
 実は、チラシの35名ものキャストの写真を見たときは、「よくある市民ミュージカルみたいな感じなのかな?」と甘く考えていたのですが、徹底的に鍛えられたキャストばかりの本格派ミュージカルでした。のんびり観ているといつの間にかキャスト全員が舞台上にズラッと並び、客席の三面の方向に向かって歌い踊りだすのです。その勢いとお客さんに訴えるパワーが半端なかった!
 我らが郡司聡美さんはアキコというメインの役以外にもシスターや選挙応援スタッフ等の役も兼任。得意のタップダンスをたった独り踏む場面もありました。よーく見ると彼女の足元にはタップ用の板が置かれていたのですよ。凄い!
 さらに、板が後に運ばれそこでももうワン・ステップ!
 格好よく決まりました!
 私なんかはどうしても子供の頃や男役のイメージが強いので、この舞台で郡司さんの女性的な一面も見る事が出来て良かったです。

 終演と同時に私の側に座っていた男性が舞台上に飛び出し挨拶を始めたのでびっくりしました。何とその方が脚本と演出の滝井サトル氏でした。ブイラボ・ミュージカルの様なミュージカル劇団は日本に沢山あると思いますが、これからも色々観てゆきたいです。
 場内で全く読めなかったパンフレットは帰りの電車の中でじっくり読みました。

天野 俊哉



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