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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1536 伝統の一戦を観戦してきました
 この間の観戦(コラムVol.1522)ですっかりラグビーにハマッてしまったので、1931年から続くニュージーランド代表オールブラックスvs.オーストラリア代表ワラビーズの伝統の一戦、ブレディスローカップ2018第3戦を観戦してきました。
 試合会場の日産スタジアムには初めて行きましたが、収容能力72,000人以上のスケールは圧巻!でも、この間のニッパツ三ツ沢球技場の方が空は大きいし、芝生全面に陽射しが当たる清々しさみたいな感じがあって好きかな〜。
 試合開始前の高揚感と会場の熱気で早くも喉が渇いたので、売り子さんからプレミアムモルツ生ビールを購入。タンクサーバーならではの強めの炭酸が喉に効いて美味しい!でも、この間のサントリー戦は半額の350円だったので、これも三ツ沢球技場の勝ちかな(笑)。

 さて、両チームがグラウンドに出てきてウォーミングアップを始めると、会場全体から「ウォーッ!」と歓声が上がり、早くもスゴイ臨場感。どちらのチームもフォワードとバックスの区別がつかないくらい選手たちが大きい!スゴイ体格です。

 さあ、いよいよキックオフの15時が近づいてきました。両国の選手入場、国歌斉唱、そしてオールブラックスによるマオリ族の民族舞踊「ハカ」が披露されると、会場の盛り上がりは最高潮に。
 大型ビジョンに映し出される表示に合わせてカウントダウンの大合唱。10、9、8、・・・3!2!1!主審のホイッスル!オールブラックスのキックオフ!スタジアムが揺れんばかりの大歓声の中、地球最強対決が始まりました。

 試合は一時4点差までワラビーズが追い上げるもオールブラックスが優勢の展開でしたが、意外だったのが観客席の9割以上が黒で埋め尽くされていてワラビーズが完全アウェイ状態にもかかわらず、どちらがトライしても同じくらいの歓声が上がりました。隣の元ラガーマンによると、「素晴らしいプレーは敵味方関係なく称える」んだそうで、ちょっと感心しました。元ラガーマンといえば、今回はこの間のようなルール解説が放送されなかったので、出る幕がたくさんあって上機嫌でした(単純)。

 試合後半に、エキサイトしたオールブラックスの選手がワラビーズの選手の胸をド突いたところ、ワラビーズの選手が顔をド突き返すというラフプレーがありました。大型ビジョンにその一部始終がスローで映し出されると、歓声とは違う「おいおい〜」みたいな大きなどよめきが湧きました。
 ケンカ両成敗かと思ったら、主審の判定はワラビーズの選手だけに、皮肉にもチームカラーと同じイエローカードが出されて10分間の出場停止になると、今度は「え〜っ?なんでワラビーズだけ?」みたいなどよめきが起きました。隣の元ラガーマンの得意げな説明によると、「先に手を出されてもやり返さなければ反則は起きなかった筈。だから後から手を出した方に重いペナルティが下される。しかも胸に対して顔面にやり返したから」だそうです。言われてみればなるほど、納得しました。
 それから、これも意外だったんですが、サッカーや野球みたいに反則した選手に向かってブーイングが起きない代わりに、客席はもちろんチームのベンチからまでも反則した選手に冷たい視線が刺さるように注がれて、ある意味ブーイングを浴びせられるよりもキツいかもしれないと思いました。
 試合は37対20でオールブラックスの勝利。対戦結果も3対0の完封勝ちで16年連続オールブラックスがカップを保持して伝統戦の幕を閉じました。さすが、パワーもスピードも地球最強レベルで大満足でした。
 今回の観戦でますますワールドカップが観たくなりました。チケット取らなくちゃ!やっぱり日本戦かな。

淺野 康子



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