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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1480 スタジオGAMBA発表会『I'M HERE〜Color〜』(その弐)
 さて、橋本祥先生主宰のスタジオGAMBA発表会の第2部の始まりです。

 スタジオGAMBAが誇る若手のホープ橋本拓人君のソロナンバーから。拓人君にはタップダンサーにありがちな上半身の弱さが全く感じられません。無駄もないのです。今回の“My Own Groove”、最初はラップ調かと思いましたが男性ヴォーカルが入ったり選曲のセンスもなかなか。最後はマイケル・ジャクソンの有名なポーズで決めました!
 拓人君は“Gypsy Woman”というヒップ・ホップ・ナンバーにも参加しているのでタップだけでなくダンスの稽古も熱心なのですね。
 ダービー帽をかぶった加藤忠さんが可愛いお嬢さんと椅子を使ったデュエットを見せてくれました。なるほど、シマシマの靴下は座った時に目立つ効果あるのですね。キュートな音楽にタップのリズムが心地好い。手にも金具をつけたり細かい演出は加藤さんらしかったです。
 首藤直子さんが振付して生徒さんと4人で踊った“Bird Is Alive”はカッコいいジャズの曲で、トランペット・セクションでの男性デュオ・パートがなかなかの見物でした。ここで首藤さんと共にフォローしているComakiさんてジャズの先生ですよね?何でも出来るのですね!
 さて、そのComakiさんが傘を使って“RAIN”というソロ・ナンバーを。女性ヴォーカルのキレイな曲にのせて魅せる表現力豊かなComakiさんの踊りが素晴らしい。

 エラ・フィッツジェラルドの歌で有名な“A Tisket A Tasket”で2人のお嬢さんがタップを踏む後半に、その昔橋本先生のメンバーだった方々が登場してナンバーに加わったのが懐かしかったです。
 橋本先生振付のジャズ・ナンバーは、キッズをフィーチャーしたロックン・ロール、ロング・シャツを着た女性達のシャープな“Little Broken Hearts”、ダンスが大好きそうな田平武さんをフィーチャーした“Alive”等何れも構成がしっかりしていて感心しました。
 後半ゾクッとしたのがダービー帽をかぶり黒ずくめの衣裳でボブ・フォッシー・スタイルで踊る“Hit the Road Jack”というナンバー。赤のサス灯りの中という空間づくりもイキ、ダンサー達の肩の使い方が凄くセクシーでした。最近、宝塚やダンスの舞台でもこうしたジャズの振付を見れなくなったのでとにかく嬉しかったです。多分こう終わるかな?と予想していたスタイルでラストポーズを決めてくれました。
 橋本拓人君と首藤直子さんがデュエットした“White Shadow”という曲が面白くて、ギターの音なのかマンドリンの音なのか?演奏してる楽器に興味を持ちました。さらにこの2人の距離感がありすぎて不思議?
 途中、振りに出来ない部分があったのですが、間の持たせ方が非常に上手かったです。
 最近、「拓人とは一緒に踊りたくない!」と冗談でこぼしているタップダンス界の大御所、加藤忠さんがフィナーレ直前にやっとソロ・ナンバー“Jeder Weg Geht”を披露。私はここまで加藤さんの存在をすっかり忘れていましたので、音楽と照明が先行してナンバーがスタートした瞬間に、思わずニヤリとしてしまいました。グレーのスーツで渋くステップを踏む加藤さん、いつになく嬉しそうでしたが何故?ぜひ、教えていただきたい!
 橋本先生と若手メンバーが今年のNTDで紹介したフレンチ・テイストのお洒落なナンバー“Rondo”を再び見れるなんてラッキーでした。さすがに実力のある方々なので舞台が小さなムーブ町屋であっても大きなメルパルク・ホールであっても、観客に伝わるものは全く同じなんだなあ〜と再認識いたしました。また、若い横山裕弓さんのこうしたレトロなナンバーでのお腹を出したファッションが私は大好きです。

 さて、コラムVol.1476《タップ・ダンサー仲間のめざめ?その壱》で加藤忠さんがヒップホップの凄い舞台に出演した事は書きましたが、その刺激をうけた加藤さんがこの発表会のフィナーレ・ナンバー、彼がいうところのイントラ・ナンバーに凄い時間をかけたとの話から、私は当日まで楽しみにしていました。
 今回のタイトル“Colors”は加藤さんの力作でした。
 通常タップ・ダンスがメインの舞台では先生方の合同ナンバーというと「ジャズの先生はここ4×8よろしくね」なんて感じでさっさと進行させてしまうものですが全然違いましたね!
 加藤さんの造り上げたものを私の文章でどれだけ正確にお伝え出来るか分かりませんが。
 先ず私はマイケル・ジャクソンの“Smooth Criminal”のナンバーのイントロで白紗幕の後ろに立ったマイケルの影だけが動く、のを思い出しました。
 白いホリゾント前、上手にヒップホップの先生、下手に橋本拓人君の影だけが動く。照明の効果を最大限に活かした演出、同じ曲をそれぞれのダンスで踊る。次に上手にバレトンの先生、下手に首藤直子さん。次に上手にダンスの河上莉音さん、下手に横山裕弓さんと奥村碧さん。そして唸ったのが次の展開で、音楽の中を上手からお芝居の酒田速人先生の朗読、下手の橋本祥先生がステップを踏むのです。
 凄いぜ!加藤忠。
 後半はメインの皆さんでのタップダンス・ナンバーになるのですが、最後のポーズの寸前に下手からサッとヒップホップの先生が飛び出して加わってました。
 笑えた!
 さて、加藤さんのこだわりはこれでは終わらず、前回よりもバージョンアップしたのがフィナーレのキャスト全員が持つボードでした。
 カラーでした!しかも3色。
 まず、Tシャツと同じ色のボードに名前が書いてあり、裏返すと一言が書いてありました。
 覚えているのが
田平武さん
《来年も踊るぞ》
橋本拓人君
《口は動かない》
場内大爆笑でした!
 そして、橋本祥先生
《一期一会》
 肝心の加藤さんはワンピースのマークやらごちゃごちゃして分からなかった!
 すみません。

 淺野康子さんのTwitterに「祥さんの愛情をいっぱい感じました!」とあります。参加している生徒ひとりひとりのカラーに合わせた作品づくりだったのかな?と私は思いました。
 皆さまお疲れ様でした!
 素敵な発表会をありがとうございました!

天野 俊哉



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