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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1472 『キス・ミー・ケイト』とパトリシア・モリスン追悼
 宝塚宙組公演『シトラスの風』の演出を担当された岡田敬二氏の作品リストを見ていたらブロードウェイ・ミュージカルの『キス・ミー・ケイト』が出てきました。1988年に上演されたので、もう30年前になるんだ。花組の大浦みずきさんのトップお披露目公演でした。懐かしい。
 大浦みずきさんは2009年に若くして亡くなりましたが、現在でも宝塚時代からの根強いファンの方がYouTubeにコレクションをアップしています。
 宝塚の『キス・ミー・ケイト』は版権の関係で映像も音楽も商品化されませんでした。ところが、この作品のフィナーレ完全版が何故かYouTubeで観ることが出来ます。凄い!

『キス・ミー・ケイト』フィナーレ
(Mizuki Oura)
YouTube 13分

 何名かの大浦みずきファンの方が1階客席から隠し撮りをしたらしきもので、道義的な問題はさておき撮影テクニックも編集テクニックもプロ顔負けです。
 大階段をスター達が歌いながら下りてくるパレードでは、当時2番手男役だった朝香じゅんさんが私とは縁の深い“Bianca”を歌っています。これも凄い!
 現在、女優として活躍中の真矢みきさんも6番手位のポジションで階段から下りてきます。

 さらに、この『キス・ミー・ケイト』初日に密着したテレビ番組までもがあります。
『キス・ミー・ケイト』稽古場風景と初日公演
(Mizuki Oura)
YouTube 7分

 「こんなんで幕が開くのかいな?」という位酷い舞台稽古風景が笑える。
 演出の岡田敬二氏や振付の謝珠栄氏らスタッフも登場する豪華版です。大浦みずきさんの初日舞台挨拶なんてレアな映像ですね。

 さて、そんな宝塚版『キス・ミー・ケイト』の映像と出会ってから直ぐの事、パトリシア・モリスンさんの訃報を知りました。
 103歳!
 パトリシアさんはまさに1948年にブロードウェイ版『キス・ミー・ケイト』のヒロインを演じた方です。以前にY'sコラムでパトリシアさんの生誕100年を取り上げた事があります。瞳がエキゾチックで、舞台女優というよりはハリウッドの映画女優さんぽい方でした。コラムVol.843にパトリシアさんのポートレートや映画のスチル写真、記念イベントのポスター等、珍しい物が載っていますので、ぜひチェックしてみて下さいね。
 パトリシア・モリスンさんのご冥福をお祈りいたします。

 今回は『キス・ミー・ケイト』関連コラムでした。

天野 俊哉


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