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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1452 NATIONAL TAP DAY 代表者ナンバー(その2)
 2007年から2018年までの第三次NTDで松本晋一先生が振付された素晴らしい代表者ナンバーにスポットを当ててみましょう。

☆どういう流れで代表者ナンバーが誕生したのか?
 全く記憶がないのですが、2003年から銀座博品館劇場で開催されている『東京リズム劇場』のアンサンブル作品がNTD2009年の舞台で披露されてからではないでしょうか。
 私自身は2005年のアートスフィアの舞台を最後にNTDを卒業してましたので、まさか48歳にもなって返り咲くとは夢にも思いませんでした。確か殆どのキャストがリズム劇場とNTD両方に絡んでいて、このナンバーだけの出演というのは私ともう一人だけでした。

☆2010年
“Cutn Run”

 この最初の代表者ナンバーの出演者はたったの23名でした。限りなく代表者に近い方が集まったようです。
 高い台の上での浦上雄二さん、レオナさん、MAYUさんのソロから始まり私は今西康之さんと初デュエット。松本先生曰く渋亀コンビ(渋谷の今西&亀戸の天野)の誕生です。最後のラインナップではレオナさん、MAYUさんら凄い人達が自分の後ろにおり、とても緊張したものです。

☆2012年
“Avalon”

 出演者は一気に43名。白川希さんがNTD初参加でしたとか稽古場が楽しかった!というコラムVol.302を書いたものの、どの様なナンバーだったのか?覚えておりません。

☆2013年
“Umpires Strikes Back”

 このタイトルは最近初めて知りました。音楽の後半に“Take Me Out To the Ballgame”のフレーズがあるので、踊りながら「何やら野球と関係があるのかな?」とはかんじておりました。タイトルが映画『スターウォーズ・帝国の逆襲』“Empire Strikes Back”のパロディなのですね。
 2013年代表者ナンバーに関しては、コラムVol.382前後をご覧になって下さい。

☆2014年
“Moonlight”

 私の大好きなナンバーです。夜の摩天楼の背景がまず素敵、どんどん盛り上がる音楽のアレンジ、松本先生のセンスの良い振付、キャスティングも絶妙でした。私的には会場入りするまでデュエット・パートのお相手の大阪在住の女性と稽古出来なかったので色々心配だらけでしたが、私の前に現れた30歳も若いパートナーとは楽屋や袖でずっとお稽古しました。
 Y'sからは実方彩乃さんが出演して佐藤昇先生のビューティーズの一員に。淺野さんは、みすみ“Smilie”ゆきこ先生、橋本祥先生と3人で上手から下手まで大きく移動しながらダイナミックに踊っておられました。
 この代表者ナンバー稽古中に松本先生が節目のお誕生日を迎えられ、出演者全員でビデオ・レターを作ったり、お誕生日おめでとう!バッジを胸に付けたりしました。
 また、2014年は松本先生がご結婚されたり、プリンくんが生まれたり、ホント想い出に残る素敵な年でした。

☆2016年
“Laura”

 私は客席や舞台袖からじっくり見せて頂きました。
 Y'sからは淺野さんと橋爪麻美さんが参加しました。松本先生ご自身が大好きな作品とか。ベッドシーンから始まるのも珍しく、大勢の男性と女性のペアも魅力的でした。大人っぽいムードで、ファンが多い作品でしたね。カーテンを開いてダンサーが舞台に登場する演出も素晴らしい。

☆2017年
“The Out of Towners”

 参加者が30名と少なめでしたが、橋本拓人君や金子真弓さんら新しい人材を生かした構成は流石でした。
 私は3年ぶりの代表者ナンバー参加、Y'sからの大日果里さん森アしおりさんも初参加でした。
 若い橋本君がタップの様々なスタイルを経験して行くテーマも良かった!
 ハリウッドのスタジオ・オーケストラ演奏のゴージャスな音楽で踊れてあまりに幸せでしたので、これを最後に代表者ナンバーを卒業しよう!と一瞬だけ思ってやめました。

☆2018年
“Milestones”

 毎年どんな曲で踊るものなのか?全く見当がつきません。  NTDの長い歴史の最後を飾るのに何とマイルス・デイビスのクール・ジャズを選曲された松本先生。緻密なリズムと振付、そして見事なフォーメーション、いずれも現在の日本のショービジネスで出会える最上の物に違いありません。沢山勉強させて頂きありがとうございました!

 NATIONAL TAP DAYが再開した暁には、観客席のあちらこちらから松本晋一振付の代表者ナンバーをじっくりと研究させて頂きたいものです。

天野 俊哉


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