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Vol.302 NTD 2012（天野篇）
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各団体の先生方による「オープニング」に出演させていただきました。振付はもちろん松本晋一さん。今回初参加で、フレッド・アステアの踊りを素敵に踊る白川希君とも、この稽古で初めて会いました。アステアの話を山ほどできる友達がひとり増えました。
そんな稽古場でのこと、私と浦上雄次君がカレーライスのチェーン店C&Cの店舗の話で盛り上がっていたところ、白川君は私たちが「タップの“テンポ”」の話をしていると勘違い。「ナショナルの稽古場って、さすがにレベルが高い」と感動してくれていたそうです。なのに、スミマセン・・・
オープニングの振付に少し遅れて参加した今西康之さん。バテバテになりながらも、ハードな振付をたっぷり稽古。人数が多いので半分ずつ踊ってみよう、ということになり、そのグループには、今西さん、浦上君、白川君、私などがいました。ハードなステップの連続の中、全員がピタッと止まるブレークの時、その静けさの中で「フーッ」と疲れまじりのため息が!! そう、他ならぬ今西さんです。踊っていた全員が一気に噴き出して、あとはボロボロでした。
今西さんによると、後ろで踊っていた弟子の月岡かほりさんに、稽古の後でお叱りを受けたとか。しっかりしたお弟子さんですね。
J-CLICKの吉野寧浩さんが「オープニング」の稽古でわざわざ上京された時、グルメボーイズ3人と昼食に行きました。松本さんオススメのマーボ丼のうまい店に。私はマーボ丼だけだったのですが、彼らはマーボ丼＋坦々麺のセットを注文。大盛り2人前をペロリと食べてしまいました。すごい食欲ですね。吉野さんと食事をしたのは初めてだったので、私と今西さんで質問攻めにして、プライベートの話をたっぷり聞かせてもらいました。関西の方は皆、タイガース・ファンだと思っていたのですが、意外にも吉野さんは「オリックス」ファン。「あまり大きな声では言えませんが」とのことでした。
今回、淺野康子振付のY's作品「Four Brothers」で私が出演した時間は、たったの30秒でした。淺野は何度も何度も「もっとたくさん踊るべき」と言ってくれたのですが、私は「そうさせてほしい」と拒み続けました。実は、ひばり・チエミ・いづみ3人娘の映画の中に、日劇のステージで「江利チエミさんの歌のあと、一人の男性ダンサーがセリあがり、チエミさんとひと踊りしてまた消えてゆく」というシーンが大好きで、出来れば死ぬまでに一度やってみたかったのです。残念ながらメルパルクにはセリが無いので、妙な構成になりましたが。また当初、仮面をかぶって誰だかわからないようにして踊ろうと考えていましたが、「プログラムに名前を出します」と聞いてやめました。今回3団体で仮面が登場したので、早めにやめておいて正解でした。
私に関しての感想の数々は次のとおりです。
みすみ“Smilie”ゆきこ先生をはじめとする女性の先生方「あの登場の仕方おいしいですね」「次は自分もあんな風に出る」「男性をたくさんはべらせて自分が登場する」
松本さん、今西さん「何でもっと踊らないの？」
お客様「不思議」「何で消えたの？」「意味があるの？」
私の身内「出ない方が良かったんじゃない」
NTD2012とても楽しい経験ができました。どうもありがとうございました。
天野 俊哉
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