TAP DANCE LOGO
INSTRUCTORS
STUDIO : 戸塚スタジオ
NETWORK
SCHEDULE
EVENTS
COLUMNS
DANCE TEAMS
LINKS
OUR MASTER : 佐々木 隆子
COLUMNS

Vol.1339 ブロードウェイ・ミュージカルが映画館で上映される
 ミュージカル好きの生徒から1枚のチラシを頂きました。
 《日本映画史上初、ニューヨークのブロードウェイ・ミュージカルが映画館にやって来る!》
 11月10日(金)より東劇にて限定5日間特別公開
 ちなみに料金¥2800也。

 東劇という松竹系の映画館では今までも演劇や歌舞伎の上映をおこなってきましたし、東宝系のシネコンでも宝塚歌劇のライブ中継をおこなっています。
 そんな中、殆どの人が足を運ぶことの難しいブロードウェイのミュージカル作品を選ぶとは、目の付け所が違いますね。
 作品はアーヴィング・バーリン作詞・作曲、1942年のハリウッド映画『ホリデイ・イン』の舞台版であります。
 映画の日本上映題名が『スイング・ホテル』。歌のビング・クロスビーと踊りのフレッド・アステアが主演しました。
 ブロードウェイでのオープンは2016年10月ですが、今年2017年を基準におくと、様々なアニバーサリー・イヤーにぶつかる作品です。
 ★映画が製作されて75年
 ★ビング・クロスビー没後40年
 ★フレッド・アステア没後30年
 ★主演女優マージョリー・レイノルズとヴァージニア・デイル生誕100年(コラムVol.12951293をご参照)
etc.

 アメリカで発売されているオリジナル・キャストのCDとYouTube映像の断片をチェックすると、ストーリーも音楽も映画の流れを忠実に守ってはいるものの、舞台には向かない、21世紀の観客には受けない?音楽はカットされ、アーヴィング・バーリンがハリウッドで映画の為に作った音楽を勝手に持ってきています。残念だったのが、エンディングにわざわざ『トップ・ハット』の“Cheek to Cheek”を持ってきた事でした。『ホリデイ・イン』と言えば名曲“White Christmas”があるのに!ですよ。一体どうなっているのでしょうかね。
 さて、気になるのは誰がビング・クロスビーやフレッド・アステアの役を演じるのか?ですが、クロスビーの役にはブライアン・ビンカムが、アステアの役には『ハイスクール・ミュージカル』の黒人スター、コービン・ブルーが挑戦しているのが面白い。有名な爆竹を鳴らしながらタップ・ダンスを踊る場面もあって興味深いところです。

 今回のこうした《ブロードウェイ・ミュージカルの上映》と聞いて一番気になるのは「これでお客が入るのか?」です。心配だから《限定5日間》なのでは?とも思ってしまうのです。
 まあ、損をしない程度に試してみたい様です。
 『トップ・ハット』に次いで舞台版がそのまま来日公演を行えれば素晴らしかったのですが、現在の日本はそれほど景気も良くないので、この様なかたちをとるのでしょう。
 お手並み拝見。
 興味のある方はチェックしてみてくださいね。

天野 俊哉



Copyright 2005 Y's Tap Dance Party. All rights reserved.