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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1285 タップダンサーRON×Uさん出演「君が人生の時」を観劇
 ピュリッツァー賞受賞作家ウィリアム・サローヤンの戯曲「君が人生の時」が日本で上演される!というニュースを6月に入って初めて知りました。
 絶対に観なければ、と思ったものの全くチケットが手に入らない。それもそのはず、主役がV6の坂本昌行さんだもの当然か。
 金券ショップでは万単位で販売されてるし、オークションも似た感じでした。
 ところが、公演開始の1週間位前に、あるサイトで11列アウトサイドの席が安く売りに出されたのですぐに取り引きしました。案の定、ジャニーズ・ファンクラブのチケットが送られてきました。

《ブロードウエイからハリウッドへ》
 1939年に書かれたサローヤンの戯曲はすぐにブロードウエイで上演されました。先日、生誕コラムで取り上げたセレスト・ホルムがキャストに名を連ねております。そしてミュージカル・スターとしてブレークする前のジーン・ケリーが  踊って喋りまくるタップダンサー役で出演。
 第二次世界大戦を挟んで、ハリウッドで映画化を試みようと奮闘したのが何とギャング映画の大スター、ジェームズ・キャグニー。
 キャグニーの自叙伝における、キャグニーと原作者サローヤンのやり取りが笑わせる。映画版では、キャグニー自らが主演しましたが、踊って喋りまくるタップダンサー役にはクラシック音楽でタップ・ダンスを踊る事で有名だったポール・ドレーパーがキャスティングされました。この映画でのドレーパーをコラムVol.217で取り上げておりますので、ぜひチェックしてみてください。この映画版を観た後、古本市でサローヤンの原作本を購入して読んだりしました。

《2017年日本上演版》
 ところで、坂本昌行さんのファンの方々はこれがミュージカルでなく、ストレートプレイである事をご存知なのだろうか?大戦前夜の暗い時代を舞台にしたコミカルではあるけども、決して明るい話ではないし、若いお嬢さん達が楽しめると良いのですが。
 しかも、共演が宝塚出身とは言えお芝居に定評があった野々すみ花さんである事をみても一筋縄ではゆかない舞台展開である事を暗示しています。

《タップ・ダンサー役は誰がやるの?》
 さて、舞台ではジーン・ケリー、映画ではポール・ドレーパーというアメリカの一流タップ・ダンサーが演じてきたお喋りなタップダンサーの役をいったい誰が演じるの?
 ナショナル・タップ・デーの舞台で何度かご一緒させていただいたタップ・ダンサーのRON×Uさんですって。これって最高ですね!
 ある年は浦上雄次さんYOSHIKOさんと3人で、ある年は藤林真理さんペアで参加された時に拝見してタップだけでなく、ダンスのセンスも抜群に良いのでびっくりしたものです。
 長いこと浦上さんと踊られてるRON×Uさんもカレー通なのだろうか?
 気になるところです。

 つづく。

天野 俊哉


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