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Vol.1274 バーバラ・ヘイル追悼〜結構有名だったハリウッド女優さん
 映画雑誌キネマ旬報には映画俳優の追悼記事が掲載されているのですが、凄く遅れて掲載されるのがネックです。5月20日発売の号から、やっと2017年の扱いなので閉口してしまいます。
 《バーバラ・ヘイル》という女優さんの名前を見つけました。
 「誰?それ?」
 もう皆さんのぶちギレたお顔が次々と浮かんでは次々と消えて行きます。
 バーバラさんの映画、もう必死に思い出しました。大したことのない西部劇に出演していたのは覚えてますが、もうタイトルすら出てきません。

 それでも、最近たまたま観ているのですね、バーバラさんを。
 フランスの女優ミッシェル・モルガン追悼記事をコラムにするので観た「Higher and Higher」。
 フランク・シナトラ主演のミュージカル映画に出演してました。ミッシェルさんと共にバーバラさんも歌ってました。“I Saw You First”というナンバーでした。
 どんどん出てきました!
 1920年代から映画やラジオで活躍した歌手アル・ジョルスンの伝記映画「ジョルスン再び歌う」では戦地の看護婦からジョルスン夫人になる役でした。ジョルスン役のラリー・パークスがバーバラさんに向けて“Baby Face”を歌う場面が楽しかったです。また、1940年代を代表する小品である「緑色の髪の少年」やサスペンス映画の傑作「窓」にも主演していますね。「窓」では主人公の少年の母親役でした。
 笑ってしまったのは、つい最近NHK BSで放映されたパニック映画「大空港」では、今回の《生誕100年コラム》のディーン・マーチンと夫婦役で共演していたり、テレビ・シリーズ「ペリー・メイスン」では、前回の《生誕100年コラム》(Vol.1268)のレイモンド・バーと共演しているのですね。しかもこの「ペリー・メイスン」は、レイモンド・バーだけでなく、バーバラさんの代表作だとか。名誉あるエミー賞(テレビのアカデミー賞)まで受賞している事を追悼記事で知りました。
 なんだ!結構有名なんですね!バーバラさん。

 バーバラさんは、ハリウッド映画界に永く活躍したのに結婚歴はたったの一度という珍しい存在。
 1946年に俳優のビル・ウィリアムズと結婚。2人の間には1男2女が生まれ、しかも息子がウィリアム・カットだと。
 私世代には懐かしいジョン・ミリアス監督の「ビッグ・ウエンズデー」で、主人公3人組のひとりとして人気があった俳優さんです。ベトナム戦争を背景にしたサーフィン映画で、何度も名画座に通ったものです。

 という訳で、皆さんがぶちギレるレベルの女優さんでは無かったようですね。
 バーバラ・ヘイルさんのご冥福をお祈りいたします。

天野 俊哉




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