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Vol.1269 渋谷の名画座シネマヴェーラにて「ミュージカル映画特集2」開催
 評論家瀬川昌久先生監修による「ミュージカル映画特集2」が6月17日(土)から7月7日(金)まで、渋谷の名画座シネマヴェーラにて開催されます。
 瀬川先生が選ばれたハリウッド・ミュージカル映画の名作21本がズラリと並ぶラインナップが素晴らしい。YouTube映像やテレビ画面での鑑賞が当たり前のこの時代だからこそ、価値のある企画だと思います。

 まず、第1週目はダンスの神様フレッド・アステア主演作品から。ジンジャー・ロジャースと共演したRKO時代の3作品と、豪華なMGM時代の4作品。
 タップの女王エレノア・パウエルと競演した1940年の「踊るニュウヨーク」も大きなスクリーンで鑑賞出来るのです。
 名画座で今回の様なアステア週間が行われるのは、戦前・戦後を通して多分初めての事。しかも1987年6月22日に亡くなったアステアの没後30年、というあたりも実にタイムリーではありませんか!

 第2週目は、ミュージカル映画最大の功労者であるジーン・ケリーのMGM時代の5作品。代表作「雨に唄えば」を始め、日本では劇場未公開だったケリーの作品の登場が嬉しい限り。
 そして、MGMミュージカルの隠れた傑作である「キス・ミー・ケイト」をお見逃しなく。若かりし日のボブ・フォッシが踊りまくる!
 さらに、天才振付師バズビー・バークレーの摩訶不思議な世界を楽しめるのが「集まれ!野郎ども」。最近ジュネス企画から「集まれ!仲間たち」としてDVDが発売(コラムVol.1078をご参照)されたばかりのこの傑作FOXミュージカルをスクリーンで観れるなんて!もう最高です。

 第3週目は、ミス・ショービジネスと呼ばれたMGMミュージカルの女王ジュディ・ガーランド主演3作品、瀬川先生お気に入りのジャズ映画3作品。
 私が何度もコラムで取り上げている「姉妹と水兵」が嬉しいです。全盛期のハリー・ジェームス&ミュージック・メイカーズの演奏場面が懐かしい。今年、生誕100年の歌手ヘレン・フォレストのラブ・バラードも登場。
 珍しいところでは、ビデオにもDVDにもなっていない「シンコペーション」なる作品。どうやって探してきたのだろう?
 目玉の大きなエディ・キャンターが活躍するミュージカル・コメディ「突貫勘太」も珍しい作品。戦前は、名前のキャンターをカンターと発音し、当て字で勘太と表記しました。バズビー・バークレーの華やかなレヴュー場面をスクリーンで観てみたいものです。

 ミュージカル特集の詳しい作品タイトル、スケジュール等はシネマヴェーラのホームページか劇場で配布されてるチラシをご覧下さいね。作品の見所は、瀬川昌久先生の解説文がお見事です。
 お楽しみに!

天野 俊哉




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