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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1244 さいたま新都心にてBIG BAND PARTY
 毎週土曜日、さいたま新都心のカルチャーに出向いております。近くにはさいたまスーパーアリーナというスタジアムがあり、その隣のTOIROなる小ホールでは、2ヶ月に1度スイング・ジャズのコンサートが開催されています。
 昨年末に訪れた時の様子はコラムVol.1178に書きました。毎回、グレン・ミラーやらデューク・エリントンやら、テーマを決めて埼玉の方々にジャズを親しんで頂こう!という初心者向けの分りやすいコンサートであります。
 すでに3回目とあって会場内はかなり埋まってきた様子です。
 散歩がてら会場にやって来た様な隣の席の女性は、ご主人から「今日はグレン・ミラー特集だよ」なる偽情報を聞かされ信じきっています。ちなみにこの日は、“キング・オブ・スイング”ベニー・グッドマン特集。
 まぁ、どちらでも良いか?
 演奏はスインギー奥田&ブルースカイ・オーケストラの皆さん。
 前半6曲後半7曲の計13曲、15分休憩を挟んで90分。
 編成は3リズム、4リード、5ブラスの計12名。
 ベニー・グッドマン楽団は、グレン・ミラー楽団と違いアレンジでこなせる演奏ではないので、いささか不安のうちにコンサートはスタートしました。
 バンド・マスターでドラマーの奥田さん、ピアニスト、トランペット2名は安心して聴ける範囲でしたが、やはりクラリネットがキツかった!
 オープニングの“Let's Dance”の出来があまり良くなかったので、この楽団はどの様な曲を、どの様に演奏してゆくのか?大いに心配しました。
 それでも彼らにレベルを合わせずに、ガンガンとプレイヤーを引っ張るバンドマスター奥田さんには感心しました。ベニー・グッドマン楽団の十八番である
 “Air Mail Special”
 “Bugle Call Rag”
 “Jumpin at the Woodside”
 “Sing Sing Sing”

等を、まさにその凄いテンポで演奏するのです。
 演奏が次第がまとまりだし、最後には一体感を感じました。頼れるリーダーには皆が続くものですね。
 勉強になりました。

 最近、私の回りのタップの世界でも同じ様に、リーダーたる人が下を信じながらクオリティの高いものを要求して、それに応えた例が幾つかありました。
 「東京リズム劇場」での松本晋一先生、「タップ・ダンス・ライブ」での加藤忠さん、そして身内で恐縮ですがNTD作品でY'sメンバーを鍛え上げている淺野康子。淺野たちはまだ現在進行形ですが、1年でぐんと成長したメンバーに私は手応えを感じました!

 思えば上に挙げたベニー・グッドマンの曲は、どれも佐々木隆子先生がソロで踊っていたものばかりでしたね。懐かしかったデス。
 春の日に、またまた隆子先生が私達のもとに降りてきたようです。

天野 俊哉




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