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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1209 松方弘樹さんを追悼してみたい
 何とも弱気なタイトル。
 コラムVol.691「健さん追悼」以来のピンチであります。
 実はわたくし、松方弘樹さんには殆どご縁がありません。映画も、テレビのバラエティも、釣りも、プライベートも。
 「それで追悼かい?」とお叱りを受けてしまいそうですが、だからこそ書いてみよう!と思いました。
 テレビでは追悼番組、映画放映が全く無いので、仕方なく新宿紀伊国屋書店のDVDコーナーを覗くことに。そこには松方弘樹さん追悼の棚が出来てる。でも、全然知らないタイトルが並んでる。しかもヤクザ映画のタイトルってみんな似ているので、どれを観れば良いのか?まるで分からない。
 その帰り道、思い出しました!
 たったひとつだけ、そう、ひとつだけありました。
 幼少の頃ですから、そうですねぇ、昭和42年頃ですか?
 物凄い怪獣ブームでした。テレビを付ければタダで「ウルトラQ」「快獣ブースカ」が観られました。
 当時、日本の大手映画会社5社も、こぞって怪獣映画を製作していました。
 東宝の「ゴジラ」
 大映の「大怪獣ガメラ」
 松竹の「宇宙怪獣ギララ」
 日活の「大巨獣ガッパ」

 確か松竹や日活はこの作品だけでしたね。
 そして、忘れもしない東映の怪獣映画が「怪竜大決戦」という時代劇の怪獣映画でした。
 そして、この映画の主役こそが松方弘樹さんでした。
 ちなみに悪者の親玉は大友柳太朗さん、ヒロインはチャーミングな小川知子さんでした。
 地元、亀有東映で父と観ました。
 残念ながら、この日以来私はこの映画を観ておりませんので、微かな記憶を辿るしか手がありません。
 不思議な作品で、怪獣が3体くらい登場するのですが、松方弘樹さん達お侍さんが怪獣に変身して大きくなるのです。よって怪獣が喋ってました!
 ただし、松方さんは蛙みたいなダサい怪獣の着ぐるみで、大友柳太朗さんの方が龍みたいで決まってた、はずです。あともう1体は確か小川知子さんが変身した大蜘蛛でした。
 東映がこれ一作で怪獣映画を製作しなくなったのは、出来上がった作品があまりにチープだったからでしょうか。ただ後年、「仮面の忍者赤影」や「仮面ライダー」など変身もので大ヒットを飛ばす前触れにはなったようですね。
 逆算すると松方弘樹さん24歳の時の主演作品。機会がありましたらもう一度観てみたいものです。

 松方さんの友人である梅宮辰夫さんの「さみしいね」という言葉が涙を誘いました。
 松方弘樹さんのご冥福をお祈りいたします。

天野 俊哉




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