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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1139 「マイアミの月」のスター達
《ドン・アメチ》
 アーヴィング・バーリンの名曲“Easter Parade”を映画の中で最初に歌ったのがドン・アメチであります。俳優でありながらキレイに歌える事から「世紀の楽団」ではバーリンの名曲を何曲もこなしました。
 1930年代には
「科学者ベル」(アレクサンダー・グラハム・ベル扮)
「懐かしのスワニー」(スティーブン・フォスター扮)
「ハリウッド・カヴァルゲード」(マック・セネット扮)

等の伝記映画に堂々の主演をするも「儲かれば名作にならんでも良い」というプロデューサー、ザナックの鶴の一言で単なるプログラム・ピクチャーに格下げされ、映画史に名を残せず。
 晩年になってから「コクーン」(1985)でアカデミー助演男優賞をやっと受賞しました。
 遺作となった「コリーナ、コリーナ」(1994)を劇場で観た時、映画のラストでドンの功績を称える字幕が出てきました。
《キャロル・ランディス》
 第二次大戦中、戦地をまわる慰問活動で大活躍した事でアメリカでは今でも有名です。数々のミュージカル映画に主演するも、歌や踊りの場面にはあまり縁が無いスター。若くして自ら人生を終わらせてしまいました。
《ロバート・カミングス》
 中学時代、「ミス・アメリカ・コンテスト」という作品を観た時、64歳の彼はボブ・カミングスでした。
 浪人時代、アルフレッド・ヒッチコック監督の「逃走迷路」が日本で初公開された時、34歳の彼はロバート・カミングスでした。
 晩年までほとんど容姿が変わらなかった万年青年のカミングス。「顔にまるで緊張感が無い!」とはヒッチコック監督。という訳で適役だったのが、「マイアミの月」の様なミュージカル・コメディ作品でした。
《ジャック・ヘイリー》
 コラムVol.436で取り上げた事があります。
 ジュディ・ガーランド主演の名作「オズの魔法使」でブリキ男を演じ、アメリカでの人気を決定的にしたヘイリー。コラムでは、主役よりも脇役出演した時に本領発揮みたいな事を書きましたが、この作品の頃は助演格でした。ハーメス・パンが振付をしたナンバーで、シャーロット・グリーンウッドと味のあるダンス・デュエットをしています。

 以上「マイアミの月」でベティ・グレイブルと共演するスター達を取り上げました。

写真 上から
・「マイアミの月」(1941)でベティをハグするドン・アメチ
・53年後の「コリーナ、コリーナ」で愛孫娘をハグするドン
・キャロル&ロバート
・シャルを介抱するベティとキャロルの前に現れたジャック

天野 俊哉




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