TAP DANCE LOGO
INSTRUCTORS
STUDIO : 戸塚スタジオ
NETWORK
SCHEDULE
EVENTS
COLUMNS
DANCE TEAMS
LINKS
OUR MASTER : 佐々木 隆子
COLUMNS

Vol.1138 「ロッキーの春風」のスター達
《ジョン・ペイン》
 映画の初めに舞台で“Run Little Raindrop Run”ナンバーをベティ・グレイブルとデュエットする主演男優のジョン・ペインは、かつて生誕100年記念コラムVol.297で取り上げました。器用に歌うものの、ダンスの名手ベティとダンス・ナンバーまではこなせないと見えて敵役のシーザー・ロメロに良い場面を譲る羽目に。
《カルメン・ミランダ》
 ド派手でアクの強いブラジルの爆弾娘。アメリカの名画座では今でもタイトルに名前が出るだけで拍手がきます。本人が登場すると更に大きな拍手が。存在感ありすぎ。
《シーザー・ロメロ》
 私が初めてロメロを観たのは子供の頃、何と「緯度0大作戦」という東宝の特撮映画でした。確か悪役で、日本語を喋ってました。その時はまさかミュージカル映画の世界で再会するとは思いもしませんでした。
 この作品ではハリー・ジェームス楽団の演奏でベティと楽しそうにデュエットしています。
《シャーロット・グリーンウッド》
 とても大柄な女性で、確かヴォードビリアン出身。体の柔かさを活かした彼女にしか出来ない奇抜なダンス・スタイルがあり、どの映画でも必ず披露してくれます。1930年代にはバスター・キートンやエディ・キャンターのコメディ映画に主演。シャーリー・テンプル、ジャック・オーキーと主演した「Young People」では3人で素敵なタップ・ダンスを見せていました。
《エドワード・エベレット・ホートン》
 1930年代に数々のアステア&ロジャース映画に助演した俳優。1934年の「コンチネンタル」では“Let's K-Nock K-Neez”という膝小僧をぶつけ合うダンス・ナンバーで脇役のコーラスガールだったベティ・グレイブルとデュエットしたエドワードさん。この振付がハーメス・パンでしたね。

 以上「ロッキーの春風」でベティ・グレイブルと共演するスター達を取り上げました。

写真下中
・「ロッキーの春風」の27年後、「緯度0大作戦」(1969年 洋題「LATITUDE ZERO」)でマッドサイエンティスト、マリク博士を演じるロメロ62歳。セリフは日本人キャストも含めて全て英語で撮影され、日本語は吹き替え

天野 俊哉




Copyright 2005 Y's Tap Dance Party. All rights reserved.