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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1118 宝塚歌劇月組公演〜龍真咲さんさよなら公演その1
 宝塚歌劇団が100周年を迎えた2014年に、トップスターだった5組5人のうち最後まで残っていた月組の龍真咲さんが遂に退団発表。
 この8月にさよなら公演が東京宝塚劇場で幕を開けました。
 2014年以降トップスターを支えるべき2番手スターが誰なのか定まらず、最近東京ガスのテレビCMに出演している若い方が次期トップスターとの発表がありましたが、人気・実力・カリスマ性どれも未熟で今後の月組の集客はかなり苦労する事と思われます。
 龍真咲さんと言えば100周年記念のグランド・レビュー「TAKARAZUKA花詩集100!!」での素敵なお衣装と劇場内のカフェで出逢った期間限定スイーツ・メニュー(コラムVol.610をご参照)。
 そ、そこですか?
 すんません。
 という事でプログラムを買うのは後回しにして2階のカフェに直行しました。
 お目当て今回の期間限定スイーツ・メニューのネーミングは
 《Forever DRAGON!!》
 まるでブルース・リーのカンフー映画のタイトルみたいですが、龍真咲さんの龍(DRAGON)にかけた訳ですね。今回はミニいちごシュークリームにチョッと見カワウソみたいな可愛い龍の顔が描いてあってしばし眺めてしまいました!
 ちなみに、この¥410の限定メニューってスターの皆さんは召し上がるのかしらん?
 早く舞台の話をしろ?
 ハイハイ。
 第一部は大野拓史作・演出のロック・ミュージカル「NOBUNAGA 信長−下天の夢−」。
 題名の前に簡易生命保険誕生100周年かんぽ生命ドリームシアターなる文字が長々と続く。
 龍真咲さん演じる織田信長が戦国乱世の下天をいかに駆け抜けたか、実に格好の良い、いかにも宝塚の男役向きの題材です。体の線の細い龍さんだからこそ武装してもスマートで凛々しい。ただ、暑い夏のシーズンに合ったお芝居だったかどうかは別問題で、龍さんはじめキャストの皆さんの額の汗には同情します。
 こうした時代物となると学生時代の不勉強がうらめしい。ただ、今回はプログラムに大勢の役柄を詳しく説明してあったので主要キャストがどの様な人物だったかを理解する事が出来ました。また、楽曲がロックなのでとてものりやすく、ダンスも楽しめました。
 さよなら公演お決まりの龍さんの台詞が織田信長の決意と上手くリンクして、ただただカッコいい!
 思えば龍真咲さんが月組のトップになられて何作品目かは分かりませんが、これほど熱い役は無かったのでは?信長のメイクも衣装もそして演技も男役の集大成を感じさせました。
 つづく。

天野 俊哉




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