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Vol.996 NTDに向けてD絶体絶命
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さて、コバラカフェで美味しいインドカレーを食べスタジオに向かった2月最初の日曜日。
この日は私達のナンバーの最初の部分の振付を受ける日です。このパートはNTD用のオリジナル振りみたいです。毎回唖然とするのは、淺野先生の指導を受けながら《自分ならこう動くよな!》という流れには絶対にならない事。しかもステップの展開がこまかい。
しかも3コーラスあたりでさりげなくアレンジしたステップが再登場する。
憎い演出ですな。
続いて「取りあえず」と前置きがあってからポジション決めがありました。もう毎回美人に囲まれ幸せ。
ところが、この日最大の危機がこのあとに訪れました。
「4つのポーズを考えてきましたか?」
学生時代になん十回も経験した絶体絶命の脂汗。
「し、知らない」
「き、聞いてない」
「あっ、聞いた。麻美さんが帰りに教えてくれた!」
「@来週は衣装を持って、A4時から振付で、B4つのポーズを考えてくるんですよ」
とか何とか。
でも私の手帳には最後の事が書いてない。
そう言えば、自主練習時間に美人達が何やら盛り上がっていたのがこれか!
「『サタディ・ナイト・フィーバー』の手ってどうだっけ?」みたいな会話していた。
「じゃあ見せて!」と先生。コワイ。
淺野先生が小学校時代相性の悪かった担任のI先生に見えてきた。
多分、皆は様々なワザで勝負をかけてくると思い、さりげなくポーズる私。おまけに最後の1つは右隣の美人Mさんとコラボしてるし、アドリブでOKいただきました。ホッ。
追い討ちがかかったのは稽古の最後、「来週は私と橋爪先生がいませんので、天野先生にお願いしましたから!」と淺野先生。
全員が私の方を向いている。おやつを待っているプリン君みたいな目をしながら。
絶対に頼られていると察したので「ちょっと待って先生!何で私?」とは思ったものの、3メートルほど後退りしながら小さく「はい」と返事を。
まっ、この1週間自主稽古頑張ろっと。
天野 俊哉
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