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STUDIO : 戸塚スタジオ
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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.99 初詣に行ってきました
毎年、初詣は鎌倉の鶴ヶ岡八幡宮にお参りに行っているのですが、昨年3月にスタジオをオープンして以来、地元の鎮守様にあいさつしていなかったので、今年はスタジオの地元戸塚区の富塚八幡宮にお参りに行ってきました。けっして信心深い方ではないのですが、やっぱりどこの世界でもあいさつは大切ですからね。
富塚と戸塚って響きが似ているなぁ、と思いながら境内の説明書きを読んでみると、なになに〜・・・!“富塚”八幡宮は“戸塚”の地名の発祥なのだそうです。トミヅカ、トミヅカ・・・トヅカ、トツカ!地名に歴史あり、です。最近は市町村合併が進んで、こうした歴史ある地名が消えているのかもしれませんね。続きを読むと、建立は平安時代(!)の1072年(延文四年)。社殿脇には学問の神様、菅原道真公をおまつりした天満宮の社殿が建てられていたり、境内には1692年(元禄五年)に松尾芭蕉が49歳の時にこの辺りでうたった句碑が建てられていたりと、とても歴史と由緒のある八幡様です。ところで正しいお参りの仕方ってご存知ですか?せっかくですから富塚八幡様で謳われているお参りの仕方をご紹介しますね。とても歴史があるのに前置き文が妙にくだけていてちょっと笑ってしまいました。以下どうぞ。

人間の社会にはルールがあります。人の家を訪問する時も突然押し入ったら強盗と間違えられても仕方がありません。訪ねる時には“決まり”がありますよね。それと同じです。参拝の仕方は次のとおりです。
1.神社の鳥居は人間界と神様の領域の境です。一歩中へ入ればそこは神聖な場所です。これを念頭において下さい。
2.神社の入口のそばに「手水舎」があります。両手に水をかけ清め、それから口をすすぎます。これで心身を清めます。
3.参道を通って神前に向います。参道の中央は神様が通られる場所ですから、それを避けて通るのが礼儀です。ただし神前で礼拝するときは中央に立ってかまいません。
4.いよいよ神前。賽銭箱と鈴が目に入ります。さて、どの順番で参拝するのがよいのでしょう。
@まず賽銭を供えます。
A次に鈴を鳴らします。
B二礼(深く2度お辞儀をします)
C二拍手(拍手を2回打ちます)。ここで祈念をします。
D一礼(深く1度お辞儀します)
以上が基本作法です。

八幡様、あいさつが遅くなりましたがこの戸塚の地で活動させて頂いています。お正月に限らず、またお参りに来ますので今後ともよろしくお願いいたします(礼)。私以外誰もいない社殿の前で鈴の音、拍手の音ひとつひとつが静寂の空気に響いて神妙な気持ちになりました。
お参りしてから数日後に地元の方たちから立て続けにイベントのお誘いがありました。これって偶然、かな。

さて、せっかくですから戸塚について簡単にご紹介させて頂きますね。時は江戸時代の1833年(天保四年)。浮世絵師の歌川広重が江戸(日本橋)と京都(三条大橋)を結ぶ東海道の宿場を描いた東海道五十三次を発表しました。その宿場の一つに描かれたのが戸塚です。日本橋からの旅程でちょうど一泊目にあたるのが戸塚でその距離は約42kmだそうですから、昔の人はずいぶん健脚だったんですね。その旅の様子がJR戸塚駅の地下改札前に大きく描かれています。
現在の戸塚区は横浜市で一番大きくて人口は三番目の約27万人。現在は西口が再開発中で、完成すれば駅からスタジオまでちょっとだけ近くなりそうです。
皆さんが“戸塚”を見聞きするのはお正月恒例の箱根駅伝かもしれません。戸塚中継地点がスタジオの近くなので、来年は沿道であの新聞社の旗を振るつもりです。

淺野 康子





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