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Vol.973 2016東京リズム劇場を終えて〜24人目のパートナー
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「2016年のリズム劇場では同じグループの人同士を組ませません!」と早くに宣言された松本せんせ。中々流れが見えてこない時期の事。
私の“Three Little Words”ナンバーが採用され、せんせがパートナー選びに入った9月半ば。
スタジオの片隅に呼ばれ「Akkinと踊ってみませんか?」と松本せんせ。
前回全く接点が無くて、打ち上げの場で初めて話した方だ。
若手の凄いタップダンサーだなあ〜とほんの1秒ほど弱気になったけれど直ぐに「是非」と即答。松本せんせ今度はAkkinさんの所に行って同じ内容を話された。さらにはその場にいた全員の前ですぐに発表を。はやっ。
実を言うと私は愛称のAkkinと呼ぶことがなくて今でも本名の「戸津(晃子)さん」で通しています。
すみません。
あっという間に振りを覚えてくれたので本番まで2〜3回稽古すれば大丈夫だな、と思いましたが驚いたのは彼女の前向きな姿勢でした。「出来るだけ沢山お稽古させて下さい!」と嬉しいお言葉。彼女は見るものを圧倒するパワフルなタップ・ダンス・スタイルをすでに確立しているので、私のスタイルに持ってゆくには時間がかかると思いました。多分10時間以上は稽古しましたね。それと同時に彼女が知らない古いタップ・ダンサーやタップ・ダンスのエピソードを興味深く聞いてきました。ただ踊るだけでなく語り合えた事も嬉しかったです。
私なんかが戸津さん世代のタップ・ダンサーのお役にすこしでもたてたのであればダンサー冥利につきます。
前回に続いて衣装が中々届かないハプニングはありましたが写真の様なチャーミングな衣装で踊れました。
初日には私の歴代パートナーの淺野康子さん吉田ひかるさんにも見ていただけました。淺野さんからは二人の距離感を誉めていただきました。これは私と戸津さんが一番こだわった部分でもありました。さらに初日に私が履いていたズボンが「太すぎませんか?」とアドバイスを。写真のスリムなズボンにチェンジいたしました。アドバイスありがとうございました。
たったひとつ残念だったのは私達共通の友人である浦上雄次君に見ていただけなかった事。
戸津晃子さんとの笑いの絶えない楽しい稽古が出来なくなり、さみしい気持ちでこのコラムを打ってます。
チャンスを下さった松本せんせに感謝を込めて。
※写真の掲載は承認を得ています。
天野 俊哉
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