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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.958 宝塚&SKDスタス公演(下巻)
 「2016年の東京リズム劇場」でご一緒させていただく日下部美雪さん西村麻亜沙さんが出演されるSKDスタス公演を観に行ってまいりました。
 レストラン・シアターである浅草ゆめまち劇場の観客の多くは私よりも年配の方々ですが、半世紀以上SKDを応援してきただけあって、SKDならではの掛け声がとても良いタイミングで掛かるので気持ち良いです。ベテランのキャストにまじり日下部美雪さんへの掛け声も沢山ありました。さらに皆様の舞台に向ける笑顔が素晴らしい。ああ、この方々がスタスを支えているんだなあ〜と感動してしまいました。
 プログラムには残念ながらスタッフのクレジットがありませんがレベルの高い振付でびっくりです。ラインダンスの「見上げてごらん夜の星を」は昨年のスタス公演の振付と同じかも知れませんが。
 私はキャストの皆さんがこの劇場のこの難しいレイアウトのステージ(そして客席降り)を今回初めて使った事をフィナーレのあいさつで知りました。段取りも見事で、もう1年位は使っているのか?という堂々とした感じでした。
 さて、我らが日下部美雪さんと西村麻亜沙さんのナンバーを中心にコメントを少しだけ。まず、日下部さんは通しで男役なのですね。これまたビックリです。素顔の可愛さを男役メイク、目線、表情などですっかり変身してしまって。見事。
 西村さんが振付をされた「イン・ザ・ムード」ではお二人が男女ペアに扮してタップを踏むのです。さりげないチャールストン振りもキュートでしたが、縦横無尽に動くお二人が息もピッタリで、デュエットを踊る身としてとても勉強になりました。曲の有名なブレークの部分を豊かな表情で見せるあたり、西村さんの振付のセンスの良さを感じました。
 西村さんは爽やかなサルサナンバー「セプテンバー」でも男役の方と難しいペア振りを上手にこなしてました。お稽古大変だったろうな?
 日下部さんは「ボラーレ」で得意の歌を歌われてましたが、途中ラップ調にしたり面白い「ボラーレ」でした。また、シルバー系のスーツを着た男役だけのダンスが惚れ惚れする位格好よかったです。
 レビューのSKDですから衣装のセンスは抜群。ただキャストの方々の細かいアイデアも魅力で、例えば中詰の「シング・シング・シング」で、最初様々な色の蝶ネクタイと手袋で踊ったダンサーが、次に出てきた時には黒の蝶ネクタイと手袋になっていました。
 また、サンタクロース衣装のラインダンスでは、短めの濃いブロンドのカツラを付けた頭に短くしたサンタ帽をちょこんと乗せたスタイルがオシャレでしたし、赤いスウェードの靴にも感心しました。こんなに魅力的なガールズサンタは初めてでした。星の形をした大きなイヤリングもピッタリでした。
 西村さんの平成エイト・ピーチェスの「ノックアウト」はグリーンの衣装も振付も素晴らしかった。また、プログラムに名前が無かったナンバーでシルバー&ブラックの衣装を付けた西村さんの動きがセクシーでした。
 日下部さんも西村さんもリズム劇場のお稽古中によくぞこれだけの内容の9ステージをこなしたのは神業。
 彼女達のようなプロフェッショナルなダンサーと共演できるのも幸せな事だと改めて思いました。
 フィナーレでは全てのキャストが客席に降りてきて私達にクリスマス・プレゼントを。そして、西村さんがカーテンの閉まりきるまで何度も私に目線を送ってくださいました。
 また応援にうかがいます!
 ホントお疲れ様でした!

天野 俊哉




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