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Vol.953 ハリウッドの名脇役達Dジョーンとクリントンの巻
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シネマヴェーラで上映される名作から気になる脇役俳優さんにスポットをあてる無駄なコーナーです。
〈ジョーン・ブロンデル〉
「ゴールド・ディガーズ」
ブロードウエイの舞台の当たり役で映画デビュー。
特に歌や踊りが優れていた訳でもないのに、ピチピチしてスタイル抜群だった為に、1930年代ミュージカル映画のコーラス・ガール役等でひっぱりだこでした。
彼女が出演するミュージカル映画は山ほど観ましたが、今思えばほとんど踊っていないのですね。不思議な存在感。
1940年代になると共演者格で姉御役やお母さん役、1950年代以降は呑んだくれの役までやるなど映画女優としての切り替えは見事でした。
確かジョン・トラボルタの「グリース」にゲスト出演したのが最後くらいでした。
〈クリントン・サンドバーグ〉
「でっかく生きる」
映画やテレビの世界にはウエイター、バーデン、クロークなどを専門に演じる俳優さんがおり、その自然な動きは実に良い味を出していました。
「イースター・パレード」には絶対に忘れる事の出来ない脇役が二人。ひとりはウエイター役で登場したジュールス・マンシン、そしてもうひとりがバーデン役で登場したクリントン・サンドバーグです。
失恋したジュディ・ガーランドを慰める為に「海に魚はたくさんいるよ」なんて上手いアドバイスをしていましたっけ。
MGMの専属俳優として脇役に徹して多くの作品に出演、今回上映される「でっかく生きる」ではヒロインの屋敷に雇われている召し使いの役で出演しています。
天野 俊哉
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