TAP DANCE LOGO
INSTRUCTORS
STUDIO : 戸塚スタジオ
NETWORK
SCHEDULE
EVENTS
COLUMNS
DANCE TEAMS
LINKS
OUR MASTER : 佐々木 隆子
COLUMNS

Vol.949 (祝)10周年シネマヴェーラE「野望の果て」ルシル・ブレマーの事
 実のところ、劇場で頂いたチラシにルシル・ブレマーの名前はありませんので、間違いだったら御免なさい。もし出演していても簡単に殺されてしまうかも知れません。踊る場面だけは絶対に無いでしょうね。
 1940年代、MGMミュージカルの踊るスター、フレッド・アステアのパートナーのひとりとして記憶される人です。
 ニューヨークのラジオ・シティ・ミュージック・ホールの有名なロケッツからスカウトされMGM入りし「若草の頃」で映画デビューしました。
 「ジーグフェルド・フォーリーズ」「ヨランダと盗賊」「Till the Clouds Roll By」等のMGMが誇るミュージカル映画の大作に主演しました。「ジーグフェルド・フォーリーズ」のアステアが宝石泥棒を演じるダンス・ナンバー“This Heart of Mine”で魅せたブレマーの美しきプリンセス姿を忘れる事が出来ません。
 美人で踊れる人でしたが、映画映えする魅力に欠けており全く人気が出なかったとか?
 あっという間にMGMを辞めて(辞めさせられて?)今回上映される様なフィルム・ノワールを製作するマイナーな映画会社に移りました。
 ただ、先の「ジーグフェルド・フォーリーズ」にあったもう1曲のダンス・ナンバー“Limehouse Blues”で、彼女は中国人美女を演じていたのですが、アステアを翻弄するファム・ファタールの雰囲気はまさしくノワールの世界でした。
 そんなキャリアを考えながらご覧になるとより楽しめますよ。

シネマヴェーラ渋谷公式サイト http://cinemavera.com/index.html

天野 俊哉




Copyright 2005 Y's Tap Dance Party. All rights reserved.