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Vol.946 ハリウッドの名脇役達Aアランとジーンの巻
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シネマヴェーラで上映される名作から気になる脇役俳優さんにスポットをあてる無駄なコーナーです。
〈アラン・ヘイル〉
「カンサス騎兵隊」
「夜までドライブ」
アラン・ヘイルは体が大きな愛嬌のある俳優さんで、エロール・フリンらワーナー映画の主役のサポート役を務めました。
学生時代に「ロビン・フッドに鉛の玉を」というハリウッドのワーナー映画撮影所を舞台にした探偵小説があり、エロール・フリンと共にアラン・ヘイルも登場して映画ばりの活躍をしていました。
声が良く、歌える事から「カンサス騎兵隊」でも歌う場面があります。ワーナーのスター達が沢山出演する「Thank Your Lucky Stars」では、同じ脇役仲間のジャック・カースンとヴォードビル・スタイルのナンバーを歌うだけでなくタップまで踏んでいました。また、陸軍の軍曹役で出演した「This Is the Army」ではドレス姿で無理矢理踊らされていました。
昔から見てるので、お爺さん俳優かと思いきや今の自分の年齢位なのでがく然としてしまいました。
〈ジーン・キャグニー〉
「流砂」
「ノックは無用」
ジーン・キャグニーは、1930年代アメリカで最も人気のあった映画俳優ジェームズ・キャグニーのかなり年齢の離れた妹です。お兄さん似のキツい顔をした美人で、土屋アンナさんにもちょっと似ています。
ジミーがアカデミー主演男優賞をとったミュージカル大作「ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディ」で主人公の妹役で映画デビュー。沢山のナンバーでジミーと歌い踊りました。星条旗の前でジミー、ジョーン・レスりーと3人で踏む物凄いスピードのIrish Stepには負けました!
当然かな?
お兄さんが有名すぎたせいか、その後マイナーな映画会社の目立たない役に落ち着いた様です。「流砂」のヒロインは珍しい位です。「ノックは無用」なんてどこに出ているのやら?
天野 俊哉
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