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Vol.944 「ワーズ&ミュージック」ヴェラ=エレンの事
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すっかり忘れていましたが、ヴェラ・エレンでなくヴェラ=エレンという表記が正式なのですね。古い映画雑誌に出ていましたっけ。
白川希君とフレッド・アステアの話をする時、私達の会話に必ず登場するのが他でもないヴェラ=エレンです。沢山いるアステアの歴代女性パートナーの中で、ジンジャー・ロジャースよりもエレノア・パウエルよりもアステアとの相性が良かったのでは?という見方をしているのです。
ハリウッド・ミュージカルの世界で、クラシック・モダン・アクロバット・民族舞踊からタップ・ダンスに至るまでオールラウンドにこなせるのはヴェラ=エレン以外にはいません。
しかも、アステアだけでなくジーン・ケリー、ダニー・ケイ、ドナルド・オコンナー、レイ・ボルジャー等の男性ダンサーとバランス良く踊れるのはもはや奇跡としか思えません。特に最近YouTubeで、あまりに個性的なレイ・ボルジャーとサラッと組んでしまうヴェラ=エレンの映像を観た時はたまげてしまいました。
ハリウッド映画界では最初サミュエル・ゴールドウィンと契約していましたが、一時期ゴールドウィンと契約問題でもめて映画界から干されていました。
やがてジーン・ケリーが助け船を出してMGMと契約を。「ワーズ&ミュージック」は彼女にとってカムバック作品となりました。
続いてジーン・ケリーと「踊る大紐育」、アステアと「土曜は貴方に」「ベル・オブ・ニューヨーク」に主演することに。
代表作はビング・クロスビー、ダニー・ケイ、ローズマリー・クルーニーと主演した「ホワイト・クリスマス」でしょうか。
あまり多くのミュージカル映画には出演してませんが彼女の場合、どのダンスナンバーも素晴らしく無駄がありません。
興味のある方はDVDを購入またはレンタル、少し興味のある方はYouTubeを検索してみてくださいね。
天野 俊哉
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