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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.890 博品館劇場タップダンス・フェスティバル2015その4
 あまりにダラダラしたコラムに皆様お疲れのご様子。さて今回のフェスティバルは初めから途中退場に合わせ、出やすい席をご用意いただきました。
 お待ちかね今西康之さん率いる〈スタジオタップ72〉のお時間です。
 今西さんはプログラムのコメントにもある様に本当に吉田タケオ先生を尊敬されているのですね。
 どちらかと言うとジュニアの生徒さんを含めたファミリー路線の中、ひたすらアダルトなムードで突き進む我らが今西康之さん。
 暗転の中、スタジオ紹介の後カッコいい英語のアナウンスが流れる。
 BlueNoteNYの雰囲気での“Cantaloop”懐かしい作品です。かつてはメンズでキメタ中に女性が二人。私はこの日ここまで1時間近くタップの音を聴いてきたのですが、福沢先生と中野先生を除けばタップ本来の心地好いリズムを聴けたのはこのナンバーが初めてでした。途中ソロが始まった時にピンスポットがソロイストを当てようとして外したり、離れた二人がデュエットした時も2つのピンが二人を当てようとして外したのは演出だったのだろうか?
 面白いとは思いつつもスタッフサイドのミスにも見えてしまうのでどうかな?と感じました。
 このナンバーの最後は1列に並んで歩きながら下手にフェードアウトするのですが、拍手のタイミングが難しく、私の回りの数人がサッとし拍手を始め広めたほどです。今西さんのように4曲を暗転せず明転でつなげてゆく演出は、かつては本間窓奈さんの専売特許でしたが、やはり拍手が取りづらいのですね。しかし彼は自分のこだわりを尊重してチャレンジしているのでしょう。次の曲のためにジャケットを脱ぎながらフェードアウトするのがイカしてました。
 次のニワトリのコケコッコーで始まる“Aal Izz Well”は紅一点月岡かほりさんと3人のメンズの踊り。個性が強すぎてどんなステップを踏んでいたのか思い出せない。コケコッコーという音、股下の長いズボンそしてお祈りの振付が笑える。
 奇想天外なナンバーでした。
 次の“Beautiful World”は白のジャケットのデザインが90年代っぽい。裾に繋がっているブルーのシャツはオリジナルなのかな?
 今度聞いてみたい。
 月岡さんはここまで連続出演です。そして次も。
 最後は今西さん自慢の作品“TakiosSohran2”で、今回は吉田先生に捧げられたそうです。私にとってはシアターアプル時代のNTDが懐かしい。手にはカスタネットみたいな物を持ちうるさく(失礼)始まる。お祭り好きの日本人にはピッタリの作品なのでしょう、客席が沸いていました。
 天国の吉田先生も喜んでおられる事でしょうね。
 夜遅くに今西さんからメールが。生徒さん達を引き連れ銀座のラージ・マハールに繰り出したとか。渋谷のラージ・マハール店閉店後落ち込んでいた様ですが、涙が出るほど旨かったそうです。
 さて、凄く残念だったのが白川希さんのタップを拝見出来なかった事。夏前から三寺郷美さんと稽古を重ねているのを聞いてましたので、てっきり前半の三寺郷美さんのグループに参加するものと信じきっていました。後半のJAM TAP DANCE COMPANYとは。考えてみれば当然なので、一言聞いておけば良かったなあ?と後悔しっぱなしの天野でした。
 おわり。

天野 俊哉




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