|
|
| | |
|
|
|
|
| | |
|
Vol.887 博品館劇場タップダンス・フェスティバル2015その1
|
|
〈吉田タケオ一周忌追悼公演〉
監修:福沢良一・吉田泰子
昨年八月に亡くなられた吉田タケオ先生主催によるこのフェスティバルも確か20周年20回目位のはずです。
私は日本タップダンス協会の事はよく知りませんが、博品館劇場でのこのフェスティバル最大の魅力は吉田先生ファミリーの存在だと今でも思っております。タケオ先生がいらして、泰子先生が寄り添っていらして、福沢先生がいらして。
初期には川又瑠璃子先生もいらしたし。楽屋前やロビーでの大変微笑ましい光景でした。舞台上にしても吉田先生が出演されるフィナーレだけがアットホームな一体感のある空間だったと記憶しています。
いつも穏やかな吉田先生でしたが、一度だけ大変激怒されたところに居合わせた事があります。もう15年位前のフェスティバルで、その当時勢いのあった某先生グループが一部のフィナーレで大胆な演出をして全体のバランスを崩したのです。穴田英明さんと私が相談を受け、解決策として急遽全体フィナーレを穴田さんが作り直す事にしたのです。出演者一人一人を思いやる優しさと舞台に対する厳しさを見せられた瞬間でした。
今年から監修として泰子先生と福沢先生のお名前が並んでいて嬉しかったです。
あくまでも吉田タケオ先生の残されたスピリットでの博品館劇場タップダンス・フェスティバルとして続けていただけたら嬉しいですね。
さて今年のフェスティバルですが、スケジュールの関係でほんの一部しか拝見しておりません。失礼を承知で今西康之さんのグループスタジオタップ72の出番まで観ようとうかがいました。他の参加団体の先生方にはなるべく会わないようにこっそりと入場しました。
つづく。
天野 俊哉
|
|
|
|
|
|
| | |
|
|
|