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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.871 橋本祥&加藤忠/目黒雅叙園タップダンス&ディナーショー
 毎週月曜日の夕方から目黒雅叙園で行われている橋本祥さんと加藤忠君のタップダンス&ディナーショーに行って参りました。
 せっかく目黒雅叙園まで来たからには名物の百段階段に上りたかったのですが、この日はあいにくクローズとのこと。仕方なくトイレに向かう。このトイレこそが目黒雅叙園の第2の名物なのです(写真上から@)。
 戦後、ハリウッドで作られたちょっぴり悪趣味な日本を舞台にした映画に出てきそうな、やたらと広くて、大げさな?成金趣味の?そんな言葉がピッタリなデザインのトイレなんです。
 確認はしていないのですが、目黒雅叙園のトイレって全てこんなのですかね。
 たかがトイレに時間をかけすぎました!
 時計は5時25分をさしています。
 そろそろ移動しなければ。
 向かうは《西欧料理クラブラウンジ》のハワイタヒチフェアです(写真A)。先程とはあまりにも違う開放的な空気にビックリです。
 ああ、二人はこんなに凄い処で踊るんだ!
 場内は天井が高くて、とても広いエリア。しかも加藤君のご厚意でステージにかぶり付きのお席、さらにはドリンクのサービスまで。
 ありがとうございました。
 ディナー・ビュッフェのハワイタヒチ関連のメニューはサラダやフルーツが中心となっていました(写真B)。もちろん全部取り集めました。メイン料理3種から選んだカレー風味のカジキマグロも、加藤君オススメのココナッツ・カレーもカニをはじめとする出汁のルーが美味しくてビックリしました。
 さて、目の前にキレイに敷きつめられたタップ板は毎週キャストの皆さんが時間をかけてセッティングされているそうです(写真C)。
 ディナー時間の間に30分のショータイムが2セット。
 出演は橋本祥さん、加藤忠君、ゲストの山本麻記子さんと高橋依歩さんのタップダンサー4名そしてピアノとウッドベースのミュージシャン2名。
 もう何が泣かせるってオープニングが私の大好きな“I'm Beginning to See the Light”。しかも加藤君のこだわり(?)か、オリジナルのアレンジよりもはるかにスイングしているのですから感心してしまいました。それにしても、橋本&加藤御両人のコンビネーションは何度観ても絶妙ですね。
 ゲストの山本さんは先日のARTN公演では見事なリンディホップを見せてくれました。一方の高橋さんは橋本さんのブレーンとして活躍されている方。このフレッシュなコンビのナンバーがコール・ポーターの“It's De Lovely”とは実にお洒落な選曲。多分初デュエットのはずなのに、お二人の息がピッタリでしたよ。
 加藤君の数あるソロの中ではガーシュインの“Summertime”に圧倒されました。ミュージシャンの方との掛け合いがホントうまい人で、この素晴らしいタップダンサーの加藤忠君が、いつもカレーを一緒に食べている加藤忠君と同じ人なのか?混乱してきました。また反省会で「彼のトークは削除!」と決まったそうですが加藤君のトークはキュートで好きです。MCマイクを取り上げられたので足元のタップ用マイクを手にしてました!
 さて、橋本祥さんは歌にトークにタップに大活躍でしたが、最近珍しくなったソフトシューをガーシュインの“Nice Work If You Can Get It”でシットリ聞かせ、ショーアップしたタップスタイルをシャンソンの名曲で見せてくれました。驚いたのはその長いタップソロのすぐ後にトークが入り、“On the Sunnyside of the Street”をまず日本語で朗読し、英語で歌い、そしてタップを加藤君とデュエットするのです。これをノンストップでやってしまう、凄いバイタリティーです。改めて才能のある方だなあ〜と思いましたし、その才能を加藤忠君がうまく引き出しているようにも思えました。
 タップダンス好きの観客以外の幅広い客層を相手にした仕事はストレスのたまることも多いのですが、目黒雅叙園でのこの仕事は大変ラッキーであったとのことです。9月28日(月)の最終日まで頑張ってください!
 そして皆様も是非目黒雅叙園のタップダンス&ディナーショーに足をお運び下さいませ。

天野 俊哉




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